SEOキーワードの選び方。選定手順と効果的な戦略を解説
この記事を見ていただいている方は、企業のWEB担当者など、法人でSEO対策をする方、ブロガーの方だと思います。SEOキーワードの選定は、SEO対策の成功を左右するほど重要な工程です。
そのため本記事では、一般的な選び方で終わらずさらに深ぼった現役のSEOコンサルタントが実際に、キーワード選定する上で重視する基準と決め方、探し方の手順をツールを用いたやり方で細かく記載しています。
【POINT】下記4つの総合判断でキーワードを選定します。
・貴社ターゲットとキーワードの親和性
・検索ボリューム
・CPC価値
・上位表示可能性
本記事を読めば、問い合わせに繋がるキーワード且つ、上位表示しやすいキーワードの見つけて選べるようになります。
選定したキーワードで実際に記事を作成する方法は、『SEO対策の記事書き方【19原則】文章構成の作成方法を詳しく解説』 をご参考ください。
関連記事:コンテンツSEOの極意とは?検索順位とCV数を向上させる戦略伝授
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SEOにおけるキーワードを選ぶ理由と目的
ターゲットユーザーが調べるかつ検索ボリュームが大きい検索キーワードで自社サイトを上位表示できるとアクセス数を一気に増やすことができます。
競合サイトも問い合わせに貢献するキーワードでの上位表示を狙っています。そのためすぐに思いつくような業界での一般的な対策キーワードで上位表示することは一般的に難易度が高いことが多いです。
キーワード選びで失敗すると、上位表示ができなかったり、仮に上位表示してアクセス数が増えても問い合わせが増えません。
キーワード選びを実施する理由
ただやみくもに問い合わせに繋がりそうだからという理由だけで対策キーワードを選び、SEO対策を開始してしまうと上位表示ができないだけでなく時間もお金も失ってしまうことになります。
SEOは相対評価(常に競合サイトと比較されている)で検索順位が決定します。そのため対策キーワードを選定する前に、自社サイトと競合サイトを比較して上位表示可能性を調査することがとても大切です。
また効果測定をしたうえで、自社サイトに不足しているキーワードを選ぶことで、サイトのアクセスが増えるだけではなく、CVも増加します。
競合が多いキーワードでも、穴場キーワードを狙うことによって上位が獲得できるため、サイトの現状から上位表示を狙えるキーワードを見つけることが重要です。
キーワード選定を実施する目的
SEO対策を開始する前に、キーワード選定する目的は大きく4つあります。
① 対策キーワード上位1ページの競合サイトと自社サイトを比較して勝てそうかを把握する
競合サイトが強すぎると、いくらSEO対策を頑張っても上位表示されません。そのため事前に対策キーワードで上位1ページ目に表示されているサイトと自社サイトを比較することで上位表示可能性を確認します。
競合サイトと自社コンテンツを比較して、効率よく検索順位を上げる手順を詳しく知りたい方は「検索順位を上げるために必要なSEO対策方法。Google順位決定のロジックとは?」をご参考ください。
ドメインパワー概要、ドメインパワーが及ぼすSEO効果とドメインパワー向上させる方法について詳しく知りたい方は「ドメインパワーが検索順位に与える影響とSEO効果について解説します」をご覧ください。
② SEO対策をすることで本当に売上につながるか確認するため
業種やサイト状況によりSEO対策よりも、他のWEB集客対策が効果的なケースもよくあります。そのため、競合サイトと比較して上位表示可能性や対策にかかるコストを算出後、他の集客方法とも比較検討するため。
WEB集客方法を全て知りたい方は下記記事をご覧ください。「ホームページ集客はコツさえ掴めばすぐに効果を発揮します。成功するWEB集客方法を解説。」
③ 対策キーワード数と検索ボリュームを把握して費用対効果を予測する
実際にターゲットユーザーが調べるキーワードをまとめてみると、対策キーワードが少ないことや検索ボリュームが意外と少なく仮に上位表示達成できても考えていた程のアクセス数を見込めないこともあります。そのため事前にキーワード数やボリューム数を確認することで、それらキーワード群で上位表示達成できた際のアクセス数と問い合わせ数を予測します。
④ 現行サイト保有コンテンツで最短で上位表示達成できる対策を考える
全く0からサイトを立ち上げるのであれば良いのですが、現行のサイトの保有コンテンツから対策を実施するケースが多いため、既存コンテンツページからどのように修正やページを追加して対策キーワードで上位表示を狙うか道筋を立てることがとても重要になってきます。
現行サイトで上位表示を狙う場合、まずはサイトの状態を確認しなければなりません。
最低限確認したいことは、以下のとおりです。
【キーワード選定前に確認すること】
- ドメインランクを確認する
- 獲得キーワードを調べる
- 競合記事の調査
ドメインランクに関しては、現代のSEOで上位表示をするうえで非常に重要です。
ドメインランクがすべてではありませんが、大手メディアに太刀打ちできるほどのランクがないと、上質な記事を執筆したところで上位獲得はできません。
また、重複コンテンツやカニバリゼーションを起こさないためにも、すでに獲得しているキーワードを調べることも重要です。
4つのSEOキーワード選定基準
対策するサイトのDRや保有コンテンツ数、狙うキーワード難易度、狙う商材により優先度は変わりますが下記4つの総合判断でSEOキーワードを選定します。
・貴社ターゲットとキーワードの親和性
・CPC換算価値
・検索ボリューム
・上位表示可能性
SEOキーワードを選ぶ前にやること3つ
SEOキーワードを選ぶ前に、いくつかしておきたいことがあります。
【SEOキーワードを選ぶ前にやること】
- ペルソナ像を明確にする
- SEOキーワードの種類を知る
- サービスページか記事ページか相性があることを知る
これらを明確にすることによって、キーワード選定がしやすくなります。
それぞれ詳しく紹介するので、参考にしてください。
ペルソナ像を明確にする
マーケティング用語で自社サービスを購入する典型的な人物像を「ペルソナ」と呼びます。ペルソナ像を明確にすることで、見込み顧客が普段何を考えどんな悩みやニーズを持ち、普段の行動や興味を持つ媒体やどんな悩みや目的で検索をするのかを理解します。
「SEO」というキーワードの場合、以下のようなペルソナが想定できます。
ペルソナ像のよくある失敗として、架空の人物を作り上げてしまうことです。ペルソナ像と実際の顧客が分離してしまいせっかくペルソナ像をきめても無意味になってしまいます。そのためにも実際のお客さんの声や行動フロー、よく使う媒体を調査することが大切です。
見込み客のカスタマージャーニーからユーザーの悩みを深ぼる
失敗しないためには、実際にサービスを導入/使用している顧客からサービス導入にいたるまでの行動過程をインタビューするとズレがなくなります。聞く内容は悩みやニーズが生まれた瞬間、どうやって悩みを解決しようと行動を起こしたか、どのようにして自社サービスを知ってなぜ購入したのかできる限り具体的にヒアリングしてみてください。
業界歴が長いほど麻痺して、ターゲットの思考や行動がわからなくなることがあるので経験の長い方ほど実際の現場の声や顧客の声を聞いてみると新たな発見があるはずです。
ペルソナ設定方法やキーワード選定後のSEOライティングについて詳しく知りたい方は、考え方とテクニック、ノウハウを全てまとめた「SEOライティングの基本!上位獲得が狙えるコツやテクニックを徹底解説」をご覧ください。
関連記事:オウンドメディアとは?運用目的と企業の成功事例を紹介
SEOキーワードの種類を知る
Googleの月間検索ボリュームによって3つのキーワードカテゴリに分けられます。キーワードを選定する上でとても大切な概念となります。
・ビッグキーワード
月間検索ボリューム(目安)1万回以上のキーワードを業界用語で「ビックワード」と呼びます。語数は1語(目安)が多く例えば「SEO」です。
・ミドルキーワード
月間検索ボリューム(目安)1000〜1万回以上キーワードを「ミドルキーワード」と呼びます。語数(目安)は2語が多く例えば「SEO 会社」「SEO 対策」です。
・ロングテールキーワード
月間検索ボリューム(目安)1000未満のキーワード「ロングテールキーワード」と呼びます。語数(目安)は3語が多く例えば「SEO対策 会社 おすすめ」です。
現在Googleから評価されるサイトは、
独自性があり有益な情報が網羅的に掲載されていて、1発で検索ユーザーの顕在ニーズから潜在ニーズまでを叶えるサイトです。そのためビッグキーワードで評価されるためにはまず、ミドルキーワードからロングテールキーワードの情報を網羅するページを作成しなければなりません。
Googleがサイト評価する「ルール」と「評価基準」をはじめGoogleに評価されるための本質的なSEO対策の考え方を詳しく知りたい方は「SEO対策やり方とは?初心者でも1から効率よく上位表示させる方法手順を網羅解説 」をご覧ください。
サービスページか記事ページか相性があることを知る
ユーザーが検索するキーワードによって、サービスページ(企業のサービスページや商品ページ)が上位表示の多くを占めていることや、記事(コラム)ページが上位表示の多くを占めていることがあります。対策キーワードで上位表示されてるページがサービスページと記事ページのどちらが多いのかで、対策キーワードに対して対策するページが変わってきます。
一般的に潜在層が検索するキーワードに対する上位ページは記事ページであることが多いです。理由は、潜在層のユーザーの知りたいことはまだニーズが定っておらず幅広いため(おすすめ、やり方、手順など)、結果それらを満たすページは記事コラムとなるケース多いからです。
例えば「SEO キーワード選び方」や「アクセス数 増やす方法」など潜在的な漠然とした悩みを持つユーザーが検索するキーワードを解決するためには、サービスや商品のページではまだそこまで段階が進んでいないため検索意図を満たせません。
一方で「SEO対策 大阪」や「SEOコンサル 会社」などSEO会社を探している顕在キーワードの場合は企業のサービスページが上位表示されていることが多いです。
結論、対策キーワードで1ページ目に表示しているページがGoogleが評価しているサイトページなので、記事ページが多ければ記事ページで対策して、サービス(商品)ページが多ければサービスページで対策することが基本です。SEO対策の答えは検索結果(Googleの評価)が正しいので、主観ではなく客観的な検索結果を見て判断してください。
SEOキーワードの見つけ方
キーワードを選定する前段階として、対象ユーザーが検索しうる検索キーワードを見つける必要があります。キーワードを見つけて候補を洗い出した後、そこから対策キーワードを選ぶ流れとなります。
キーワードの見つけ方5つを紹介します。
商材・サービス名やサイトのテーマとなる言葉
商材・サービス、サイトのテーマから見つける。
WEBマーケティング会社であれば、『SEO対策』『WEB集客』『WEBマーケティング』『ホームページ』などが対策の軸キーワード候補となるイメージです。
また、キーワードを選定する際は、共起語から選ぶことも方法の一つ。
共起語とは、特定のキーワードで執筆する際に、記事に出現することが多い関連ワードのことを指します。
SEOを軸にした場合、「サイト」「対策」「検索」などが共起語になります。
関連するキーワードをさらにピックアップできることから、よりサイトにあったキーワードの選定が可能です。
お客さんが使用する言葉を参考にする
対策候補の検索キーワードが、業界の人が使用するキーワードでターゲットユーザーが検索するキーワードではないことが意外とあります。
例えば、サイトを見てもらいたいターゲットがBtoB企業に勤めているWEBマーケティングに課題を感じている担当者とします。
そして対策キーワードにBtoBマーケティングを軸キーワードとして『BtoBマーケティング 会社』『BtoBマーケティング支援』を対策キーワードにしたとします。
これは実体験ですが、実際にBtoBマーケティングという単語を知っていて検索する人はWEB業界の人が多く、現場のBtoB企業担当者が検索するワードは「検索順位 上げるには」「ホームページ集客」など泥臭い言葉で検索するケースが多かったりします。
そのため、対策キーワードとのズレを小さくするためにも、お客さんに普段使う言葉や検索したキーワードを参考にすることでキーワードギャップを防ぐことができます。
検索結果画面やお悩みサイトを参考にする
自分が想起しているキーワードと、ユーザーが検索するキーワードが同じとは限りません。思いつきや主観で、ユーザの求めていることを考えてしまうと、現実と大きな乖離が生まれてしまう恐れがあります。
そのためユーザが使用しているキーワードを把握するときは、客観的な事実(Googleの検索画面)や実際の声に基づいて調査することが大切です。
Google検索の関連キーワード、Google検索結果画面、Q&Aサイト(Yahoo知恵袋等)、ラッコキーワードから実際のユーザーの検索キーワードや悩みを参考にすると乖離をなくすことができます。
・Google検索の関連キーワード
関連記事:関連キーワード【完全版】SEO対策における効果的な活用方法を解説
・Google検索結果画面
・Q&Aサイト(Yahoo知恵袋等)
・ラッコキーワード
関連記事:SEOにおける共起語とは?関連語、サジェストキーワードとの違いを解説
上位表示に成功しているサイトの設計を参考にする
対策キーワードで1ページ目に表示されているサイトは、今現在Googleに検索キーワードに対してユーザーの検索意図を満たしているサイトページトップ10となります。そのためGoogleに評価されているサイトがそのような設計なのか、サイト内にどのようなキーワードが使用されているかをチェックして参考にすることはキーワードをみつける有効な手段となります。
【参考の仕方例】
・1語もしくは2語のキーワードで上位表示に成功しているサイトの内容を参考にする。
・上位表示されているサイトカテゴリーの種類や分類を参考にする。
・サイトカテゴリー毎の記事数を参考にする。
・カテゴリーページや、ヘッダー・フッターなどサイト設計を参考にする。
SEOツールを使う
SEOツールを使うと、キーワード選定が非常に簡単になります。
有料ツールと無料ツールがあるので、それぞれのおすすめを紹介します。
【SEOキーワード選定におすすめなツール】
- エイチレフス
- Googleキーワードプランナー
より緻密な分析や選定ができるのは有料ツールですが、無料のGoogleキーワードプランナーでも十分なキーワード選定はできます。
自分のメディアにとってどちらが適切かを選んで、導入するとよいでしょう。
hrefs(エイチレフス)
「hrefs(エイチレフス)」は世界で60万人が導入しているSEO分析ツールです。 自社サイトだけでなくあらゆる競合サイトの被リンク分析(バックリンク)や検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、ソーシャルメディアの反応を把握することが可能です。
ライバルサイトが検索順位を取得しているコンテンツとキーワードを見ることができるツール実際にライバルが対策しているキーワードをもとに、選定し対策することができます。
URL:(https://ahrefs.jp/)
実際の仕様画面は、以下のとおりです。
【トラフィックデータ】
【競合データ】
ライバルのデータだけではなく、自社で獲得しているキーワードが一覧で表示されます。
また、競合サイトのURLを入力すると、競合が獲得しているキーワードも一覧で表示できます。
ベンチマークを設定しているなら、競合サイトのキーワードを基準に選定するのもよいでしょう。
自社サイトで獲得していないキーワードで、競合サイトで上位表示されているキーワードなら、上位獲得が見込めるかもしれません。
Googleキーワードプランナー
「Googleキーワードプランナー」はGoogleが提供しているツールで、キーワードを入力すると関連するキーワード一覧と月間検索ボリュームを調査できるツールです。
SEOキーワードを選ぶ方法手順
検索結果画面やキーワードツールを使用して、一箇所に見つけたキーワードをまとめていきます。
・Googleサジェストや関連キーワード
上記検索画面やツールを使用をして、対策候補キーワードを一箇所にまとめます。これはエクセルを推奨しますが使いやすく修正しやすいものであれば大丈夫です。
上記エクセル画像のように、対策キーワード候補をまとめます。
ここからまとめたキーワード群を実際に選定していきます。
①対策軸キーワードの候補を決める
選定の基準としては、仮に対策キーワードで上位表示できた際にどれだけCV(問い合わせ)や売り上げに貢献するキーワードかどうかです。
まずは顕在キーワードかつ上位表示を狙える、ミドル・ロングテールキーワードを選ぶことで上位表示までの期間を短くすることができます。
②軸となる検索ワードに掛け合わせるSEOキーワードを決める
次に軸キーワードに対して掛け合わせるキーワードを選んでいきます。ここでもできるだけ顕在キーワードかつ検索ボリュームが多すぎず少なすぎず、上位表示可能性があるキーワードを選びます。
上位表示可能性は対策サイトの「ドメインパワー」と「サイトコンテンツの質と量(現時点)」を競合サイトと比較することで把握できます。
1 ドメインパワーを比較する
自社のドメインパワーと、狙っている検索キーワードの競合のドメインパワーを比較する。著しく劣っている場合は、高品質なコンテンツを作成しても上位表示が難しい可能性大です。
2 コンテンツ量を比較する
狙っている検索キーワードのテーマで競合がどの程度コンテンツを製作しているか確認をします。新たにコンテンツSEOを取り組む際は、少量のコンテンツでも上位表示可能なキーワードを選びます。
実際に上記2つのやり方で競合サイトと比較して上位表示できるか調査する手順を知りたい方は「ホームページのアクセス数を増やすためのSEO対策を徹底解説」をご覧ください。
③対策キーワード候補の検索ボリュームを記載する
検索ボリュームはGoogleキーワードプランナーやエイチレフスで調べることができます。
SEOキーワード選び方のコツ
検索順位を効率よく上げるためには、キーワード選定のコツがあります。コツを抑えてキーワード選定すれば比較的短期間で上位表示が可能です。
ミドル・ロングテールキーワードから対策する
対策後、数ヶ月でビッグキーワードでの上位表示を達成できるのは、既に情報がある程度網羅されているサイトか競合と比較してドメインパワーが強いサイトくらいです。
これからSEO対策を本格的に実施するサイトの場合、ターゲットとなるユーザー検索ニーズ満たすをコンテンツを網羅的に作成し、サイト内の情報を充実化する必要があります。網羅できて初めて、ビッグキーワードで上位表示されるため、まずはミドル・ロングテールキーワードを選びそれぞれニーズを満たすコンテンツを作成していきながら将来的にビッグキーワードでの上位表示を目標にします。
顕在キーワードから狙う
検索キーワードには段階があります。問い合わせに近い顕在キーワードとまだ悩みがはっきりしていない潜在キーワードがあります。そのため顕在キーワードを選定して対策することが問い合わせ獲得の近道となります。
しかし問い合わせにつながるようなキーワードは大手企業のような資金力のあるサイトや強いドメインを持っているサイト対策しているため、上位表示難易度があがる傾向にあります。そのためいかに、競合がまだ知らないような(対策してないような)比較的上位表示を狙いやすいロングテール(もしくはミドル)キーワードを選定して着実に上位表示を達成しましょう。
CTR(クリック率)からアクセス数を算出する
キーワードの月間検索ボリュームがわかれば、概算で上位表示できた時のアクセス流入数を算出できるので選定候補のキーワードで上位表示した際のアクセス数を算出しましょう。複数のキーワードで算出すると仮に選定キーワードで上位表示達成したときのアクセス数をある程度把握できます。
下記はGoogleが公表している、検索順位毎のクリック率になるので以下%で算出してください。
参考URL:https://www.sistrix.com/blog/why-almost-everything-you-knew-about-google-ctr-is-no-longer-valid/
さらにアクセス後のCVR(問い合わせ率)から問い合わせ数を算出したい方は、『業界別のCVR平均』や『自然検索、広告の公式CVR平均』を記載した『CVR(コンバージョン率)とは?計算方法や業界別平均CVR、改善方法4つ解説します。』をご覧ください。
キーワード毎の受注単価も考慮して選ぶ
商材やサービス毎の成約単価が異なるため、仮に検索ボリュームが思ったより少なくても1発が大きい商材で売上が大きく見込めるキーワードであれば、多少検索ボリュームが少なくても選んだ方がいいでしょう。
SEOキーワードを選ぶ際に気をつけること
SEOキーワードを選ぶ際は、いくつか気を付けることがあります。
最大限の効果を発揮するためにも、以下のことに気を付けましょう。
【SEOキーワードを選ぶ際に気をつけること】
- キーワード候補の検索意図を確認する
- サービス(商品)ページか記事ページなのか
検索意図からそれたキーワードは、サイトにとってプラスに作用しません。
無駄記事を量産しないためにも、それぞれ気を付けることが大切です。
キーワード候補の検索意図を確認する
検索意図が同じキーワードはできる限り1つのページで狙う必要があります。同じ検索意図に対して、別々のキーワード毎に記事やサービスページを作成するとGoogleからの評価が分散してしまい順位が上がりにくくなります。
さらに似たような内容のページが複数あると、一つの検索キーワードに対してGoogleが複数のページを表示させようとします。結果、Googleの評価が分散して検索順位が上がりにくくなり、最悪の場合重複コンテンツとみなされ検索結果からはずされることもあります。
掛け合わせのキーワードは異なりますが、どちらもSEO対策の料金体系を知りたいユーザーが知りたいという検索意図が共通しているため1つのページで対策します。
よくあるグルーピング例
選定候補キーワード:SEO対策 費用
選定候補キーワード:SEO対策 相場
対策キーワードに対して、記事作成した際に、タイトルやディスクリプション内容や文章内容が重複するコンテンツになりそうな場合、キーワードをグルーピング(ひと固まりにする)してグルーピングした場合は、「title/description」と「hタグ」内にキーワードを入力します。
サービス(商品)ページか記事ページなのか
検索キーワードの検索上位1ページ目のサイトページを確認して記事ページかサービス(商品)ページどちらが多いのかを確認します。記事ページが上位にないキーワードで記事を作成すると上位表示しにくいため注意が必要です。
そのため、事前に検索結果面の1ページに表示されているサイトページが記事ページが多いかサービスページが多いのかを確認した上で対策キーワードを選定する必要があります。
SEOキーワード選び方まとめ
QSEO対策キーワードの選定基準はなんですか?
下記4つの総合判断で選定をします。
・貴社ターゲットとキーワードの親和性
・検索ボリューム
・CPC換算価値
・上位表示可能性
QSEOキーワード選定でおすすめのツールは何ですか?
ラッコキーワード(無料)、Googleキーワードプランナー(一部有料)、ahrefs(有料)のSEOツールを活用することで効率的に選定できます。
キーワードの選定は、SEO対策の成功を左右する程大切な作業です。この作業は少し時間がかかっても慎重にキーワードを選ぶことが大切です。
選定したキーワードで実際に記事を作成する方法は、『SEO対策の記事書き方【19原則】文章構成の作成方法を詳しく解説』 をご参考ください。
リライト効果の高い記事の選び方やGoogleとユーザーに評価されるためのリライト方法、リライトをする最適なタイミング時期を知りたい方は「最新のSEO効果が高いリライト方法を公開‼︎Googleと読者に評価されるリライトとは?」をご覧ください。
サイト全体の検索順位を押し上げるための内部リンク貼り方を知りたい方は「内部リンクとは?SEO効果の高い内部リンク対策」をご覧ください。
社内にSEO知見や人手がなく、記事制作やSEO対策の外注をご検討の方は『SEO対策費用の相場を全て解説。外注依頼のポイントと失敗しない業者の選び方』を一読して頂くと失敗する確率を抑えることができると思います。
自社サイト 主要キーワード順位状況
以下は、自社サイトの主要検索キーワード順位状況です。
自社サイトのSEOキーワード順位の結果が示す通り、私たちの専門性と経験を駆使して、サイト立ち上げから約2年で顕著な検索順位上位表示を実現しました。最新のSEO戦略と緻密なキーワード分析を組み合わせることで、お客様の可視性を高め、競合他社との差別化を図ります。
【PR】当社では検索順位の上位化は当然で、売上最大化をゴールとした
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