SEOに強いタイトル付け方【完全版】文字数と設定手順を解説

SEOで上位表示をするためには、基本的なライティングのスキルも大切ですが、タイトルの設定も重要です。タイトルの設定次第で、CTR(クリック率)が大きく変化することもあります。

そのため、タイトル設定の基本ルールを理解しつつ、CTRが高いタイトルのつけ方を把握しましょう。

今回は、SEOに効果的なタイトルタグの付け方や押さえておきたいポイントについて解説するので、参考にしてください。

関連記事:SEOキーワードの入れ方コツを公開。検索上位させる設定場所と数を伝授。

関連記事:SEO記事の書き方【19原則】文章構成の作成方法を詳しく解説

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タイトル(title)タグとは?

タイトルタグは、htmlタグの一種です。

現代のブログやメディアの多くはWordPressで構成されており、タイトルを設定することで、自動的にタイトルタグが設置されます。

ページを検証すると、<title>というタグでタイトルに設定している文言が囲まれていることがわかります。

実際のページでは、以下のように表示されます。

タイトルの設定は、CTRを左右すると前述しましたが、実は上位表示にも欠かせない要素です。

例えば、「タイトルタグ」というワードで検索するユーザーは、以下のような意図が想定できます。

【タイトルタグを検索する人の意図】

  • タイトルタグの設定方法が知りたい
  • タイトルタグが何か知りたい
  • SEOに効果的なタイトルのつけ方を知りたい

これらの検索意図からユーザーの悩みを想定して、タイトルを設定することによって、上位表示されやすくなり、CTRもアップします。

ここで関連性がないタイトルをつけると、上位表示は見込めませんし、CTRも低下するため注意しましょう。

タイトルを設定する際は、さまざまなルールがありますが、上位サイトを参考にすることが多いです。

現時点で上位表示されているサイトは、Googleに評価されているサイトです。

コンテンツが充実していて、なおかつタイトルも適切に設定されているサイトなので、構成を作る際も参考になります。

そのため、タイトルの設定がイマイチわからない場合は、上位表示されているサイトにどのようなキーワードが含まれているかを見て、特徴を把握することが大切です。

SEOのタイトル(title)タグの重要性

弊社では、記事やサイトのタイトルを、本や小説のタイトルと同等のものとしてとらえています。

タイトル次第で、ユーザーがアクセスするかどうかが決まり、CTRも変動します。

ユーモラスなタイトルをつけることも重要ですが、それ以上にタイトルだけで記事で紹介していることがある程度わかるように設定しなければなりません。

CTRを意識したタイトル付けは難しいものの、設定ができればアクセスが大きく改善します。

しかし、タイトルタグはあくまでも上位表示をするために必要な要素の一つなので、タグを変えたところで順位が大きく変わることはありません。

タイトルタグ以外にも、hタグ(見出しタグ)内部リンクSEOライティングも重要なので、それぞれ戦略的におこなうことが大切です。

順位によってCTRが変動する例

SEOにおいてタイトルの設定は重要で、適切に設定することで順位改善が見込める場合があります。

上位表示をされるとアクセス数も高まりますが、1位を獲得したからと言って、劇的に変わるというわけでもありません。

2021年度にseoClarityが発表した順位別のCTRは、以下のとおりです。

引用:seoClarity(モバイルのCTR)

1位に表示された場合6.74%がクリックされ、2位になると半分の3.41%。

5位との差は5倍以上あるため、この結果だけを見ると、1~2位以外はアクセスが見込めないという人もいると思います。

しかし、以下の場合は、1位表示が見込めなくてもCTRが高くなる可能性があります。

【上位表示をしなくてもCTRが高くなるケース】

  • 上位サイトよりもクリックしたくなるタイトル付けができている
  • 比較系のキーワード

現代のSEOは、タイトル次第で順位が劇的に変動することはなく、上位サイトを見ても基本ルールを守っているありきたりなものばかりです。

検索するユーザー目線だと、「とりあえず1位をクリックする」派と「似てるからアクセスしたいサイトがわからない」派に分けられます。

その際、基本ルールを意識しつつ、ほかのサイトにはないタイトルのつけ方をすると、1位を獲得できなくても高いCTRを維持できます。

このように、文言の順番を変えるだけでも見え方が変わります。

逆に、上位表示されてもタイトル次第ではアクセスが見込めない場合もあるため、クリックしたくなるようなタグの設定をしましょう。

次に、比較系キーワードです。

例えば、「SEO 外注 企業」というキーワード。

検索すると、SEO対策や記事執筆を外注できる企業の比較サイトが出てきます。

このようなキーワードでは、ユーザーが利用するサービスや企業を検討し比較することから、1位を獲得できなくてもアクセスが見込めます。

とはいえ、CVに直結するキーワードでもあるため、意識してタイトルを設定することが大切です。

タイトル(title)選定の基本的な考え方

SEOで効果的なタイトルを設定する場合、基本を押さえておく必要があります。

設定する流れは、以下のとおりです。

【タイトル選定をする流れ】

  1. キーワードを選定する
  2. 競合を調査する
  3. タイトルを実際に設定する

弊社が作成する記事では、SEOライティングが終わったあとに、タイトルを設定しています。

事前に設定するよりも、記事の内容を把握したうえで適切なタイトルを設定できます。

タイトルの設定方法がわからない人は、それぞれ参考にしてください。

1.キーワード選定をする

SEOで上位を獲得することを前提とした場合、タイトルに対策キーワードを含めなければなりません。

この記事の場合、「SEO タイトル」「タイトルタグ」などで上位を狙っているため、いずれもタイトルに含めています。

多くの場合、執筆前に対策キーワードを選定していると思います。

そのため、選定した対策キーワードをそのまま反映しましょう。

より効果的なタイトルにしたい場合は、共起語もいくつか含めるとよいです。

共起語とは、対策キーワードとあわせて使用されることが多いキーワードのことをさします。

「SEO」単一ワードの共起語を、図解しました。

共起語をまんべんなく文中に埋め込むことによって、幅広いキーワードで上位が獲得できるほか、SEO全体の評価が上がるとされています。

しかし、昨今のSEOでは共起語を羅列しただけでは上位表示ができず、ユーザーに対して適切な情報を共起語を交えたうえで執筆することが求められます。

詰め込みすぎるとマイナス評価を受けることから、タイトルに設定する場合は、ほどほどに設定しましょう。

具体的なSEOキーワード選定方法は「SEOキーワード選定のやり方(コツ)初心者でも1から実践できる選び方手順をお伝えしますをご覧ください。

関連記事:関連キーワード【完全版】SEO対策における効果的な活用方法を解説

同義のキーワードもタイトルに含める

タイトルを設定する際のキーワード選定で、同義のワードがあった場合は、あわせてタイトルに含めるようにしましょう。

例えば「SEO タイトル」で上位を狙おうとしている場合、キーワード選定をすると以下のようなワードが出てきます。

【SEOタイトルを例に挙げた場合の同義の言葉】

  • SEO対策 タイトル
  • SEOタイトルとは
  • タイトルタグ

この場合、「SEO対策で重要なタイトルタグとは?」というタイトルを設定すると、すべてのキーワードを網羅できます。

「SEO タイトル」でも上がる可能性がありますし、「SEO対策 タイトル」「タイトルタグ」で上がる可能性もあります。

ここで注意したいことが、同義のキーワードで記事を書かないことです。

例えば、「SEOタイトル」と「SEOタイトルとは」というキーワードは、どちらも同じ検索結果が表示されます。

Q&Aと動画の違いくらいで、上位サイトは変わりません。

同義のキーワードで記事を書いたところで、構成はほとんど変わらないため、内容が似た記事になることが多いです。

結果として、コピペ判定を食らったり、上位表示させたい記事の順位が下がったりします。

また、「タイトルタグ」というキーワードでは、上位表示される記事が若干異なります。

しかし、書かれている内容は、「SEO タイトル」というキーワードで上位表示されているものと変わりません。

そのため、「SEOタイトル」「タイトルタグ」で分けて執筆する意味はありません。

それに、それぞれの月間検索ボリュームは以下のとおりです。

  • SEOタイトル:2,000
  • タイトルタグ:800

この場合、「タイトルタグ」で1位を獲得するよりも、「SEOタイトル」で1位を獲得したほうが、検索ボリュームの多さからアクセスが多く見込めます。

むしろ、タイトルにどちらのキーワードも含めて、2つで上位を獲得したほうが効率的です。

2.競合を調査する

対策キーワードの選定が終わったら、競合の調査をしましょう。

SEOに答えはありませんが、上位表示されている記事が、検索した時点での答えです。

タイトルや記事のボリューム、ライティングのやり方など、上位を獲得するさまざまなヒントが隠れています。

しかし、上位サイトを参考にするだけではなく、独自性を含めた情報も詰め込む必要があります。

タイトルを設定する際も同様で、上位サイトを参考にしつつ、オリジナリティを意識して設定しましょう。

「SEO タイトル」というキーワードで調べると、上位サイトはそれぞれ以下のようなキーワードをタイトルに含めていました。

いずれも共通しているワードは、「SEOタイトル」です。

そのほかにも、「つけ方」というキーワードも、多くのサイトで使用されています。

これは、「SEOタイトル」と調べるニーズが、「SEOのタイトルのつけ方がわからない」という人だからです。

このように競合を分析すると、記事の内容は別として、Googleが適切な検索結果を表示していることがわかります。

つまり、上位を獲得するためには、検索ニーズを理解したうえでSEOライティングをして、適切なタイトル付けが大切です。

補足:独自性はどこまで意識するべき?

現代SEOでは、E-E-A-Tが推奨されています。

弊社で画像を作成したので、まずは以下を参考にしてください。

以前はE-A-Tで構成されていましたが、執筆者の経験則が重視されるようになりました。

合わせて、独自性についても求められています。

独自性はオリジナルのことであり、競合サイトにはない情報を含めることで、上位表示されやすくなります。

(根拠がある信頼性がある情報に限る)

では、タイトルや構成はどう影響するのかということですが、弊社では内容で独自性を意識すれば、タイトルや構成には必要ないと考えています。

弊社では、構成を例に検証をしたことがあります。

ドメインランクや被リンク数が変わらない新規ドメインで、同じキーワード×別の構成で記事を執筆したところ、上位サイトを参考にした記事のほうが順位が安定しました。

一切競合を参考にせず作成した構成とタイトルでは、20位を低迷する結果に。

もちろん、競合が一切いないキーワードの場合は、完全オリジナルで作成する必要があります。

しかし、競合がある程度いるキーワードでは、上位記事を参考にして+αで情報を独自性がある情報を追加したほうが、上位表示されやすくなります。

そのため、タイトルを設定する際も、上位サイトを参考にしつつ共起語を含めるなどして、独自性があるものを作成するとよいでしょう。

3.タイトルを実際に設定する

競合調査がわかったら、実際にタイトルを設定しましょう。

前述したように、設定するタイトルは上位サイトを参考にします。

また、以下のことを意識すると、タイトルも設定しやすくなります。

【タイトルを設定する際に意識したいこと】

  • 執筆後に設定する
  • 検索意図を把握したうえで設定する
  • 競合にはない言葉を入れる

冒頭でも話しましたが、弊社では最後にタイトルを設定しています。

執筆した後に設定することで、ユーザーニーズがわかった状態で設定できるからです。

執筆前にターゲットやペルソナを設定しているため、事前にタイトルの設定もできるものの、重要な内容や共起語などは、執筆後にわかることが多いです。

競合と差をつけたり、オリジナリティを意識したりする場合は、執筆後に設定することをおすすめします。

タイトルをつける際に意識したい8つのポイント

SEOに効果的なタイトルをつけるためには、それぞれ意識したいポイントがあります。

上位表示を目指すためにも、以下を意識しましょう。

【タイトルをつける際に意識したいポイント】

  • 極力30文字以内におさめる
  • 対策キーワードを複数出現させない
  • 対策キーワードを左詰めにする
  • 数字を使用する
  • CTRが高いキーワードを使用する
  • 独自性を意識して作成する
  • 記事内容にあった見出しを作成する
  • ネガティブワードを使用する

すべてタイトルに反映するのではなく、必要に応じて使います。

タイトルのつけ方がわからない人のために、それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。

極力30文字以内におさめる

タイトルの文字数がSEOに直結するわけではありませんが、極力30文字以内におさめるようにしましょう。

30文字はあくまでも目安であり、対策キーワードが長かったり、共起語を含めたりする場合は超過しても構いません。

例えば、以下の弊社の記事。

SEOとリスティング広告の違いについて解説する記事で、タイトルは40文字です。

対策キーワードは「SEO リスティング広告」ですが、共起語のWeb集客と関連ワードのメリット・デメリットを含めたところ、30文字を超えました。

検索結果では、「Web集客における」まで表示されています。

この場合、表示されていない「メリット・デメリット」が検索でヒットしないわけではありません。

ユーザーのことを考えると、30文字以内でおさめたほうが、CTRは高いです。

しかし、重要なことは対策キーワードをタイトルに含めることです。

上記の記事の場合、「SEO リスティング広告」が対策キーワードなので、左詰めにしています。

該当キーワードを検索するユーザーは、「SEOとリスティング広告どちらが効果的なのか」「違いについて知りたい」というニーズです。

「SEOとリスティング広告の違い」というタイトルさえ見えていれば、ユーザーニーズを満たせます。

30文字以内におさめることだけを意識するのではなく、必要に応じて文字数は調整することが大切です。

対策キーワードを複数出現させない

タイトルを設定する際は、対策キーワードを含める必要があります。

その際に注意したいのが、キーワードを複数出現させないことです。

「SEO タイトル」というキーワードの場合、以下のようなケースがNG例です。

【タイトル付けのNG例】

  • SEOタイトルのつけ方は?タイトルの重要性を紹介!
  • SEOでタイトルは重要?SEO対策に必須なタイトルのつけ方を紹介!

キーワードを重複して使用したからと言って、順位が上がらないということはありません。

しかし、キーワードを重複して使用すると、単純に読みづらくなります。

それに、脈絡があわずに変な文章になってしまうため、注意が必要です。

どうしても同じキーワードを使用したい場合は、言い換えができないかを検討しましょう。

【タイトルのNG例と正しいつけ方】

  • NG例:SEOでタイトルは重要?SEO対策に必須なタイトルのつけ方を紹介!
  • OK例:SEO対策で重要なタイトルのつけ方|手順やポイントを徹底解説

まとめられる文章はまとめて、簡潔にすることが大切です。

対策キーワードを左詰めにする

SEOのタイトルで設定する文字数は、30~32文字におさめる必要があります。

その際、ただタイトルを設定するのではなく、対策キーワードは極力左詰めにしましょう。

ユーザーがキーワードを検索してサイトに流入する際、表示されるごくわずかな情報から、自分が求めているサイトかどうかを判断します。

弊社の記事で、従来のパターンとNGなパターンを作成しました。

まず、従来のパターンでは、「SEO リスティング広告」が対策キーワードに対し、左詰めになっていることがわかります。

このタイトルをユーザーが見た場合、「SEOとリスティング広告の違いについてわかる記事」と認識できるわけです。

一方、NG例の場合は「WEB集客で広告が重要」ということしかわかりません。

SEOとリスティング広告の違いは、30文字を超えているので、一部で切れています。

CTRを高める意味でも、左詰めにすることをおすすめします。

数字を使用する

タイトルに具体性を持たせたいなら、数字を含めるとよいでしょう。

数字を含めることによって、より情報に信頼性が増します。

例えば、「SEOで成果が出るタイトルのつけ方は?ポイントを紹介!」というタイトルを設定しているとしましょう。

タイトルだけを見れば、ポイントが紹介されていることがわかりますが、ここに数字を加えるとよりよくなります。

「SEOで成果が出るタイトルのつけ方は?ポイントを8つ紹介!」というタイトルにすることで、紹介する内容に具体性が出ます。

しかし、なんでも数字をつければいいというわけではなく、以下のようなタイトルの際に加えましょう。

【数字と相性がいいタイトル・キーワード】

  • 方法・手法
  • 手順
  • テクニック・コツ

やみくもにつけるのではなく、適切なタイトルにのみつけるようにしましょう。

CTRが高いキーワードを使用する

対策キーワードとは別に、CTRが高くなるキーワードを設定することも重要です。

設定したからと言って劇的にCTRが改善するわけではありませんが、通常のタイトルよりもクリックされやすくなります。

おすすめのワードを紹介するので、タイトルを付ける際の参考にしてください。

【CTRが高いキーワードの例】

  • 初心者向け
  • 完全版
  • ○○年最新
  • ○○が語る(例:経験者・専門家など)

これらを、タイトルの前に持ってくることによって、通常よりもCTRがアップする可能性があります。

しかし、先ほどの数字同様に、使うシーンをよく考えたうえで設定することが大切です。

独自性を意識して作成する

タイトルを設定する際、上位サイトを参考にすることで、上位を獲得しやすくなります。

しかし、上位サイトに酷似しているようなタイトルでは、コピーコンテンツの判別を受けてしまい、順位がつかないことも…。

そのため、上位サイトを参考にしつつ、独自性を意識することも大切です。

弊社では、以下のような流れでタイトル決めをしています。

まずは、上位サイトのタイトルを見て、どのようなキーワードで構成されているかをリストアップします。

弊社では上位5~6位まで抽出していますが、1ページの表示を狙うなら、上位10サイトを参考にしましょう。

そして、抽出したらタイトルに含められそうな共起語や関連キーワードを探します。

この際に意識することは、ユーザーにとって有益かつ競合が設定していないキーワードを設定することです。

ない場合は、無理やり設定する必要はありません。

上位サイトを参考にしつつ、独自性があるタイトルをつけることで、ユーザーのためにもなります。

記事内容にあった見出しを作成する

タイトルを設定する際に気を付けたいことが、記事の内容とタイトルが比例していないことです。

上位サイトを参考にするあまり、記事に書かれていないことをタイトルに含める人も少なくありません。

例えば、「SEO タイトル」というワードの場合。

上位5サイトでは、上記のキーワードで成り立っていました。

多くのサイトで「つけ方」というワードが含まれているので、タイトルに含めたいところです。

しかし、記事でタイトルのつけ方について解説していない・見出しを作っていない場合は、設定しないようにしましょう。

サイトに流入するユーザーは、タイトルの情報を頼りにアクセスしています。

「SEOに効果的なタイトルのつけ方を知りたい!」と思っているユーザーに対し、情報を一切提供しないとなると、離脱率にもつながります。

したがって、記事内容にあった見出しを設定しましょう。

ネガティブワードを使用する

最後に、ネガティブワードを使用することです。

これらのワードを設定すると、CTRがアップする可能性があります。

頻繁に設定するとうっとうしさを感じてしまうので、パワーワード同様にほどほどに設定することが大切です。

ネガティブワードとは、特定の人に向けて発信するワードのことをさします。

具体例を挙げると、以下のとおりです。

【ネガティブワードの例】

  • 「○○な人以外は見ないでください」
  • 「○○な人には意味がありません」
  • 「素人限定」「初心者限定」

何かを限定する場合や、強調したいものがある場合は、設定するとアクセスが期待できます

文字数が30文字でおさまりきれないなら、「○○限定」など簡易的なものを設定しましょう。

SEOに効果的なタイトルの作成手順

SEOを意識して、より効果的なタイトルをつけたいなら、以下の作成手順を意識します。

【SEOに効果的なタイトルの作成手順】

  1. 対策キーワードを設定する
  2. サジェストワードを設定する
  3. 文脈を意識してタイトルをつなげる
  4. 競合サイトと差別化をする

どのようなタイトルを設定すればいいのかわからない人のために、それぞれ詳しく紹介します。

1.対策キーワードを設定する

まず、SEOでは対策キーワードを設定する必要があります。

前述した内容なので、簡単に説明しますね。

多くの場合、執筆する前に対策キーワードを設定すると思います。

当記事の場合は、「SEO タイトル」「タイトルタグ」などが例です。

対策キーワードを設定せずに、タイトルを設定することはほぼ不可能。

SEOの観点からいうと、タイトルに対策キーワードを含めないと上位を獲得できないからです。

いくら「SEOタイトル」について意識してライティングしたとしても、タイトルにキーワードが含められていなければ、上位表示は期待できません。

そのため、まずは対策キーワードを設定するところから始めましょう。

2.サジェストワードを設定する

対策キーワードを設定したら、そのほかにタイトルに設定できそうなサジェストワードや共起語を設定します。

今回の「SEO タイトル」というキーワードの場合、「SEO」のサジェストワードが「タイトル」です。

多くの場合、単一ワードで上位を目指さない限り「単一ワード+○○」という構成になります。

そのほかにも、「SEO単一」ワードの場合、以下のサジェストが挙げられます。

【SEO単一のサジェストワードの例】

  • SEO 費用
  • SEO 外注化
  • SEO やり方
  • SEO 見出し

この場合、「SEOタイトル」に関連性がありそうなサジェストワードがあれば、含めるようにしましょう。

例えば、「SEO 見出し」というキーワードも同じように狙う場合は、以下のようなタイトルができます。

「SEOに効果的なタイトルの設定方法|見出しの作成手順やポイントを紹介」

このタイトルを作成することで、「SEOタイトル」「SEO 見出し」という2つのワードで、上位表示が狙えるわけです。

競合が設定していないキーワードの場合は、差別化にもつながるのでおすすめです。

3.文脈を意識してタイトルをつなげる

対策キーワードと関連キーワードを設定したら、文脈を意識しながらタイトルをつなげていきます。

例えば、現時点で「SEO」「タイトル」「つけ方」「見出し」というキーワードを選んでいるとしましょう。

上位を獲得するためには対策キーワードを左詰めにするわけですが、キーワードが多ければ多いほど難しくなります。

その場合は、最初に設定した対策キーワードのみ左詰めにします。

「SEOタイトル」が今回の対策キーワードなので、まずは左に「SEO+タイトル」を持ってきましょう。

上位サイトでは、以下のような構成になっていました。

いずれも「SEO+タイトル」という構成になっていることがわかります。

単に「SEOタイトルは重要!」とするのではなく、文章に違和感がないような設定をすることが重要です。

  • SEOで重要なタイトル
  • SEOにおいてタイトルは最重要
  • SEOで上位表示を目指すタイトル

このように、読んだときに意味がわかるようなタイトル付けをしましょう。

対策キーワードのタイトルが完成したら、次は関連キーワードのタイトルです。

「つけ方」「見出し」というワードをタイトルに含める場合も、脈絡を意識します。

  • SEOで重要なタイトルのつけ方|見出しの設定手順を紹介
  • SEOにおいてタイトルは最重要!つけ方や見出しの作成方法を紹介
  • SEOで上位表示を目指すタイトルのつけ方|見出しの作成手順とポイントを紹介

文字数を意識しつつ、自然な文章にすると、CTRが高いタイトルを設定できます。

4.競合サイトと差別化をする

最後に、競合サイトとの差別化をおこないます。

ありきたりなタイトルでは、上位表示は期待できません。

場合によっては、コピーコンテンツとしてペナルティを受ける可能性があるため、慎重に設定する必要があります。

少なくとも、以下のことを意識しましょう。

【競合サイトとの差別化でしたいこと】

  • 上位サイトで設定されていないワードを使う
  • ユーザーがクリックしそうなタイトルを作成する
  • 上位サイトを参考にする※コピペはNG

対策キーワードは抜きにして、上位サイトで設定されていないワードをタイトルに含めると、別のキーワードで上位が獲得できる可能性があります。

例えば、「SEOタイトル」というキーワードでは、「タイトルタグ」というワードが含まれているサイトが、上位10件中1件しかありません。

この場合、見出しに「タイトルタグ」というワードを含めると、「タイトル」「タイトルタグ」の両方で、上位表示が期待できます。

競合が設定しているキーワードでも、場合によっては穴場の可能性もあるため、しっかり設定したいところです。

場合によっては、「初心者必見」「完全版」などのCTRがアップするワードを使うなどすると、競合サイトとの差別化ができます。

既存記事のタイトルは変更してもOK?

既存記事の順位が上がらない場合、リライトをすることがあると思います。

その際、タイトルも含めてリライトをしようと思っているなら、少し検討したほうがいいかもしれません。

まず、現代のSEOでは、タイトルを変更したところで順位が劇的に変動するようなことはめったにありません。

以前は、タイトルを変更するだけで大きく変動していましたが、現在は落ち着いている印象です。

その代わり、以下のようなメリットとデメリットがあります。

まず、CTRの改善です。

設定するタイトルによっては、クリック率が大幅に上昇して、大きなアクセスに期待できる可能性があります。

その反面、順位変動は変わらないにも関わらず、変更したタイトルがユーザーに刺さらなかった場合は、CTRだけ減少してしまうことも…。

CTRが数パーセント下落するだけでも、アクセスは大きく変動します。

そのため、タイトルを変更する場合は、慎重におこないましょう。

対策キーワードで1~3位を獲得しているなら、タイトルの変更は不要です。

逆に、1ページ目に表示されていて、4位以下でなおかつアクセスがあまり見込めない場合は、タイトルを変更して様子を見ましょう。

タイトルタグとh1タグの違い

SEOのタイトルには、タイトルタグとH1タグがあります。

タイトルタグは、<title>によって囲まれたタグであり、おもに検索結果で表示される際に使われるタグです。

このように、検索結果で表示されるタグは、タイトルタグになっています。

一方、H1タグは、各メディアやWebページで設定されるタグのことです。

弊社の記事の場合、タイトルはH1タグで構成されています。

両者に明確な違いはなく、いずれもSEOで評価されます。

また、WordPressを使って入稿する場合、別途H1タグを設定しない限り、タイトルに入力したものがそのままH1タグにも反映される仕組みです。

H1タグを設定するとすれば、サイトを回遊しているユーザー向けに変更します。

まず、タイトルタグはGoogleで検索したユーザーに対して設定します。

その際は、SEOを意識したタイトル作りをしましょう。

次に、H1タグをサイトを見ているユーザー向けに設定する場合は、サイトに誘導しやすいようなニュアンスで設定します。

【titleタグとH1タグの設定】

  • titleタグ:SEOに効果的なタイトルのつけ方!手順やポイントを徹底解説
  • H1タグ:SEOはタイトルの設定が最重要!具体的な手順やポイントを知りたい人向け

H1タグの特性上、サイトにアクセスしない限りタグは読み込まれません。

Googleではどちらも同じように評価されることから、基本的には同じタイトルで問題ないように思います。

SEOでタイトルタグを設定する際の注意点

SEOでタイトルタグを設定する場合、以下の注意点があります。

【SEOでタイトルタグを設定する際の注意点】

  • Googleに改変されることもある
  • SEOにおいての優先度は低い

正しく設定するためにも、それぞれ把握しておきましょう。

Googleに改変されることもある

SEOを意識してタイトルを設定したところで、場合によってはGoogleから自動的に改変される可能性があります。

2022年のアップデート以降、タイトルがGoogleに自動要約される機能が追加されました。

これは、設定したタイトルがGoogleにとって正しくないと判断されたためです。

変更される要因はさまざまですが、弊社で確認している例を挙げると以下のとおりです。

【タイトルが変更される要因】

  • 文字数が32文字以上を超えている
  • 【】や|などの記号を使っている

そのほかにも、意味が伝わりづらいと判断されて勝手に変更されたケースもありました。

現状では、無作為に変更されるようなことはありませんが、場合によっては変更される可能性もあるため、注意が必要です。

SEOにおいての優先度は低い

タイトルは、ライティングした文章がどのようなものかを示す重要な要素です。

しかし、SEOにおいての優先度は低いので、別の部分に力を入れましょう。

たしかにタイトルの設定は重要ですが、SEOを意識して設定したからと言って、必ず上位がとれるわけではありません。

あくまでも、”上位を獲得できる要素の一つ”。

むしろ、SEOで上位を獲得するためには、以下のことが重要です。

【SEOで上位を獲得するために重要なこと】

  • SEOを意識したライティングをする
  • 内部リンクでサイト全体の評価をあげる
  • 被リンクを獲得する

「SEOライティング・内部対策・外部対策」を徹底して、ようやく上位が取れる世界です。

タイトルに力を入れるよりも、SEOライティングや内部対策など、ほかの部分に力を入れるようにしましょう。

SEOタイトルまとめ

SEOを意識してライティングをしたあとは、タイトルを設定する必要があります。

設定するタイトルによっては、CTRや順位が変動する場合があるため、意識して設定しましょう。

競合を参考にしつつ、独自性を意識することで、上位を獲得できるタイトルの設定が可能です。