SEOキーワード選び方選定手順のコツと見つけ方
この記事を見ていただいている方は、企業のWEB担当者など、法人でSEO対策をする方、ブロガーの方だと思います。SEOキーワードの選定は、SEO対策の成功を左右するほど重要な工程です。
そのため本記事では、一般的な選び方で終わらずさらに深ぼった現役のSEOコンサルタントが実際に、キーワード選定する上で重視する基準と決め方、探し方の手順をツールを用いたやり方で細かく記載しています。
【POINT】下記4つの総合判断でキーワードを選定します。
・貴社ターゲットとキーワードの親和性
・検索ボリューム
・CPC価値
・上位表示可能性
本記事を読めば、問い合わせに繋がるキーワード且つ、上位表示しやすいキーワードの見つけて選べるようになります。
選定したキーワードで実際に記事を作成する方法は、『SEO対策の記事書き方【19原則】文章構成の作成方法を詳しく解説』 をご参考ください。
関連記事:コンテンツSEOの極意とは?検索順位とCV数を向上させる戦略伝授
BtoB領域で高い実績を持つSEOディレクター、ライターが戦略立案から実行までを実行
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SEOにおけるキーワードを選ぶ理由と目的

ターゲットユーザーが調べるかつ検索ボリュームが大きい検索キーワードで自社サイトを上位表示できるとアクセス数を一気に増やすことができます。

競合サイトも問い合わせに貢献するキーワードでの上位表示を狙っています。そのためすぐに思いつくような業界での一般的な対策キーワードで上位表示することは一般的に難易度が高いことが多いです。
キーワード選びで失敗すると、上位表示ができなかったり、仮に上位表示してアクセス数が増えても問い合わせが増えません。
キーワード選びを実施する理由
ただやみくもに「問い合わせに繋がりそうだから」という理由だけで対策キーワードを選び、SEO対策を開始してしまうと上位表示ができないだけでなく時間もお金も失ってしまうことになります。
SEOは相対評価(常に競合サイトと比較されている)で検索順位が決定します。そのため対策キーワードを選定する前に、自社サイトと競合サイトを比較して上位表示可能性を調査することがとても大切です。さらにGoogleは検索アルゴリズムのアップデートによって、ユーザーの検索意図を的確に満たすコンテンツをより高く評価する傾向を強めています。
また効果測定をしたうえで、自社サイトに不足しているキーワードを選ぶことで、サイトのアクセスが増えるだけではなく、CV(コンバージョン)も増加します。
競合が多いキーワードでも、穴場キーワードを狙うことによって上位が獲得できます。サイトの現状を踏まえ、競合に対して優位を取れるキーワードを見つけることが重要です。
キーワード選定を実施する目的

SEO対策を開始する前に、キーワード選定する目的は大きく4つあります。
① 対策キーワード上位1ページの競合サイトと自社サイトを比較して勝てそうかを把握する
競合サイトが強すぎると、いくらSEO対策を頑張っても上位表示されません。そのため事前に対策キーワードで上位1ページ目に表示されているサイトと自社サイトを比較することで上位表示可能性を確認します。
競合サイトと自社コンテンツを比較して、効率よく検索順位を上げる手順を詳しく知りたい方は「検索順位を上げるために必要なSEO対策方法。Google順位決定のロジックとは?」をご参考ください。
ドメインパワー概要、ドメインパワーが及ぼすSEO効果とドメインパワー向上させる方法について詳しく知りたい方は「ドメインパワーが検索順位に与える影響とSEO効果について解説します」をご覧ください。
② SEO対策をすることで本当に売上につながるか確認するため
業種やサイト状況によりSEO対策よりも、他のWEB集客対策が効果的なケースもよくあります。そのため、競合サイトと比較して上位表示可能性や対策にかかるコストを算出後、他の集客方法とも比較検討するため。

WEB集客方法を全て知りたい方は下記記事をご覧ください。「ホームページ集客はコツさえ掴めばすぐに効果を発揮します。成功するWEB集客方法を解説。」
③ 対策キーワード数と検索ボリュームを把握して費用対効果を予測する
実際にターゲットユーザーが調べるキーワードをまとめてみると、対策キーワードが少ないことや検索ボリュームが意外と少なく仮に上位表示達成できても考えていた程のアクセス数を見込めないこともあります。そのため事前にキーワード数やボリューム数を確認することで、それらキーワード群で上位表示達成できた際のアクセス数と問い合わせ数を予測します。
④ 現行サイト保有コンテンツで最短で上位表示達成できる対策を考える
全く0からサイトを立ち上げるのであれば良いのですが、現行のサイトの保有コンテンツから対策を実施するケースが多いため、既存コンテンツページからどのように修正やページを追加して対策キーワードで上位表示を狙うか道筋を立てることがとても重要になってきます。
現行サイトで上位表示を狙う場合、まずはサイトの状態を確認しなければなりません。
最低限確認したいことは、以下のとおりです。
【キーワード選定前に確認すること】
- ドメインランクを確認する
- 獲得キーワードを調べる
- 競合記事の調査
ドメインランクに関しては、現代のSEOで上位表示をするうえで非常に重要です。
ドメインランクがすべてではありませんが、大手メディアに太刀打ちできるほどのランクがないと、上質な記事を執筆したところで上位獲得はできません。
また、重複コンテンツやカニバリゼーションを起こさないためにも、すでに獲得しているキーワードを調べることも重要です。
4つのSEOキーワード選定基準

対策するサイトのDRや保有コンテンツ数、狙うキーワード難易度、狙う商材により優先度は変わりますが下記4つの総合判断でSEOキーワードを選定します。
対策するサイトのDR(ドメインランク)や保有コンテンツ数、狙うキーワードの難易度、狙う商材によって優先度は変わりますが、下記4つの総合判断でSEOキーワードを選定します。
- 貴社ターゲットとキーワードの親和性 … 狙おうとしているキーワードが、自社の提供サービスやターゲットユーザーの関心事と適切にマッチしているかを見ます。キーワードと事業との関連性が高いほど、集客後のコンバージョンにも繋がりやすくなります。
- CPC換算価値 … そのキーワードで広告出稿した場合のクリック単価(CPC)から、キーワードの価値を測ります。一般的にCPCが高いキーワードは商業的価値が高いため、上位表示できればビジネスへの貢献も大きいと判断できます。
- 検索ボリューム … 月間の検索ボリューム(検索される回数)から、どれだけユーザー需要があるキーワードかを把握します。ただし単純に多ければ良いというわけではなく、後述のように検索意図や競合状況も踏まえて検討します。
- 上位表示可能性 … 選んだキーワードで自社サイトが上位表示できるかどうかの見込みです。競合サイトの強さ(ドメインランクやコンテンツ量)と比較し、自社が勝てそうな難易度のキーワードか評価します。
※以上の4基準は定量的な指標ですが、最終的にはコンテンツの質やユーザー満足度も重要です。後述するように、キーワード選定後はそのキーワードに対するユーザーの期待を満たす高品質なコンテンツを提供することが、近年のSEOでは欠かせません。
SEOキーワードを選ぶ前にやること3つ

SEOキーワードを選ぶ前に、いくつかしておきたいことがあります。
【SEOキーワードを選ぶ前にやること】
- ペルソナ像を明確にする
- SEOキーワードの種類を知る
- サービスページか記事ページか相性があることを知る
これらを明確にすることによって、キーワード選定がしやすくなります。
それぞれ詳しく紹介するので、参考にしてください。
ペルソナ像を明確にする
マーケティング用語で自社サービスを購入する典型的な人物像を「ペルソナ」と呼びます。ペルソナ像を明確にすることで、見込み顧客が普段何を考えどんな悩みやニーズを持ち、普段の行動や興味を持つ媒体やどんな悩みや目的で検索をするのかを理解します。
「SEO」というキーワードの場合、以下のようなペルソナが想定できます。

ペルソナ像のよくある失敗として、架空の人物を作り上げてしまうことです。ペルソナ像と実際の顧客が分離してしまいせっかくペルソナ像をきめても無意味になってしまいます。そのためにも実際のお客さんの声や行動フロー、よく使う媒体を調査することが大切です。
見込み客のカスタマージャーニーからユーザーの悩みを深ぼる
失敗しないためには、実際にサービスを導入/使用している顧客からサービス導入にいたるまでの行動過程をインタビューするとズレがなくなります。聞く内容は悩みやニーズが生まれた瞬間、どうやって悩みを解決しようと行動を起こしたか、どのようにして自社サービスを知ってなぜ購入したのかできる限り具体的にヒアリングしてみてください。
業界歴が長いほど麻痺して、ターゲットの思考や行動がわからなくなることがあるので経験の長い方ほど実際の現場の声や顧客の声を聞いてみると新たな発見があるはずです。

ペルソナ設定方法やキーワード選定後のSEOライティングについて詳しく知りたい方は、考え方とテクニック、ノウハウを全てまとめた「SEOライティングの基本!上位獲得が狙えるコツやテクニックを徹底解説」をご覧ください。
関連記事:オウンドメディアとは?運用目的と企業の成功事例を紹介
SEOキーワードの種類を知る
Googleの月間検索ボリュームによって3つのキーワードカテゴリに分けられます。キーワードを選定する上でとても大切な概念となります。
・ビッグキーワード
月間検索ボリューム(目安)1万回以上のキーワードを業界用語で「ビックワード」と呼びます。語数は1語(目安)が多く例えば「SEO」です。
・ミドルキーワード
月間検索ボリューム(目安)1000〜1万回以上キーワードを「ミドルキーワード」と呼びます。語数(目安)は2語が多く例えば「SEO 会社」「SEO 対策」です。
・ロングテールキーワード
月間検索ボリューム(目安)1000未満のキーワード「ロングテールキーワード」と呼びます。語数(目安)は3語が多く例えば「SEO対策 会社 おすすめ」です。
また、検索クエリはユーザーの検索意図によって4つのタイプに分類できるという考え方も重要です。 たとえばGoogleはユーザーの行動目的に応じて以下の4種類のクエリタイプを提唱しています。
- Doクエリ:何かのアクションを起こしたいときに入力する語句(例:「〇〇 購入」「ワードプレス ダウンロード」)
- Knowクエリ:情報を知りたいときに入力する語句(例:「〇〇とは」「〇〇 やり方」)
- Goクエリ:特定のサイトに行きたいときに入力する語句(例:「Twitter ログイン」「○○ 公式サイト」)
- Buyクエリ:買いたいものがあるときに入力する語句(例:「〇〇 最安値」「〇〇 クーポン」)※BuyクエリはDoクエリの一種ですが、購買ニーズという重要な目的のため独立分類されています。
キーワード選定では、これら検索意図の種類も意識しましょう。 特に情報収集目的のKnowクエリや、具体的なニーズに直結するDo/Buyクエリは、適切に対策すればユーザー満足度も高く成果(コンバージョン)につながりやすい傾向があります。
例えば「○○ 選び方」といったKnowクエリに対して網羅的な情報提供を行ったり、「○○ 購入方法」といったDo/Buyクエリに対して具体的な手順や商品比較情報を提示することで、ユーザーにとって有益なコンテンツとなり上位表示とCV獲得の両方が期待できます。

現在Googleから評価されるサイトは、
独自性があり有益な情報が網羅的に掲載されていて、1発で検索ユーザーの顕在ニーズから潜在ニーズまでを叶えるサイトです。そのためビッグキーワードで評価されるためにはまず、ミドルキーワードからロングテールキーワードの情報を網羅するページを作成しなければなりません。
Googleがサイト評価する「ルール」と「評価基準」をはじめGoogleに評価されるための本質的なSEO対策の考え方を詳しく知りたい方は「SEO対策やり方とは?初心者でも1から効率よく上位表示させる方法手順を網羅解説 」をご覧ください。
サービスページか記事ページか相性があることを知る
ユーザーが検索するキーワードによって、サービスページ(企業のサービス紹介ページや商品ページ)が上位表示の多くを占めている場合と、記事(コラム)ページが上位表示の多くを占めている場合があります。狙いたい対策キーワードで上位表示されているページがサービスページと記事ページのどちらが多いのかによって、対策キーワードに対して最適なページの種類(サービスサイト内のページか、ブログ記事ページか)が変わってきます。
一般的に潜在層(まだニーズが顕在化していないユーザー)が検索するキーワードに対する上位ページは 記事ページ であることが多いです。理由は、潜在層ユーザーの知りたいことはまだニーズが定まっておらず幅広いため(「おすすめ」「やり方」「手順」など漠然としたテーマ)、それらを満たすページとして網羅的な記事コラムが適しているケースが多いからです。
例えば「SEO キーワード選び方」や「アクセス数 増やす方法」など潜在的な悩みを持つユーザーが検索するキーワードを解決するためには、サービスや商品の紹介ページではユーザーの求める広範な情報を提供しきれず検索意図を満たせません。
一方で顕在層(具体的なニーズや購入意思を持ったユーザー)のキーワード、例えば「SEO対策 大阪」や「SEOコンサル 会社」のように 顕在的なサービス比較ニーズがあるキーワード の場合は企業のサービスページが上位表示されていることが多いです。
結論として、狙う対策キーワードで検索結果1ページ目に表示されているページこそがGoogleに評価されているコンテンツなので、記事ページが多ければ記事ページで、サービス(商品)ページが多ければサービスページで対策することが基本です。SEO対策の答えは検索結果(=Googleの評価)が示しています。主観ではなく客観的な検索結果を見て判断してください。
SEOキーワードの見つけ方

キーワードを選定する前段階として、対象ユーザーが検索しうる検索キーワードを見つける必要があります。キーワードを見つけて候補を洗い出した後、そこから対策キーワードを選ぶ流れとなります。
キーワードの見つけ方5つを紹介します。
商材・サービス名やサイトのテーマとなる言葉
商材・サービス、サイトのテーマから見つける。
WEBマーケティング会社であれば、『SEO対策』『WEB集客』『WEBマーケティング』『ホームページ』などが対策の軸キーワード候補となるイメージです。
また、キーワードを選定する際は、共起語から選ぶことも方法の一つ。
共起語とは、特定のキーワードで執筆する際に、記事に出現することが多い関連ワードのことを指します。
SEOを軸にした場合、「サイト」「対策」「検索」などが共起語になります。
関連するキーワードをさらにピックアップできることから、よりサイトにあったキーワードの選定が可能です。
お客さんが使用する言葉を参考にする
対策候補の検索キーワードが、業界の人が使う専門用語であってターゲットユーザーが検索する言葉ではないケースは意外とあります。
例えば、サイトに来てもらいたいターゲットが「BtoB企業に勤めていてWEBマーケティングに課題を感じている担当者」だとします。
このとき対策キーワードに「BtoBマーケティング」を軸キーワードとして「BtoBマーケティング 会社」「BtoBマーケティング 支援」を選定したとします。
これは実体験ですが、実際に「BtoBマーケティング」という単語を知っていて検索する人はWEB業界の人が多く、現場のBtoB企業担当者が検索するワードは「検索順位 上げるには」「ホームページ 集客」など泥臭い言葉で検索するケースが多々あります。
そのため、対策キーワードとのズレを小さくするためにも、お客さん(見込み顧客)が普段使う言葉や実際に検索したキーワードを参考にすることで、キーワードギャップを防ぐことができます。
検索結果画面やお悩みサイトを参考にする
自分が想起しているキーワードと、ユーザーが本当に検索に使うキーワードは同じとは限りません。思いつきや主観だけでユーザーの求めていることを考えてしまうと、現実との大きな乖離が生まれる恐れがあります。
そのためユーザーが実際に使用しているキーワードを把握するときは、客観的な事実(Googleの検索結果画面)や生の声に基づいて調査することが大切です。
Google検索のサジェストキーワード、Google検索結果画面の「他のキーワード」、Q&Aサイト(Yahoo知恵袋など)、ラッコキーワードなどから、実際のユーザーの検索キーワードや悩みを参考にすると認識のズレをなくすことができます。
- Google検索の関連キーワード … 検索語入力時に検索窓下に表示される候補や、検索結果ページ下部に表示される関連キーワード群は、ユーザーがよく併せて検索する語を示しています。自分のキーワードリストにない語があれば積極的に拾い上げましょう。

関連記事:関連キーワード【完全版】SEO対策における効果的な活用方法を解説
関連記事:SEOにおける共起語とは?関連語、サジェストキーワードとの違いを解説
- Q&Aサイト(Yahoo!知恵袋 等) … ユーザーが抱えている具体的な悩みや質問を知ることができます。想定していなかったニーズが見つかることもあります。

- ラッコキーワード … キーワードを入力すると関連するロングテールキーワードを網羅的に取得できる無料ツールです。例えば「SEO」の関連キーワードを調べると数百件もの候補が得られます。そこからサイトのコンセプトに合いそうなものをリストアップしましょう。

上位表示に成功しているサイトの設計を参考にする
対策キーワードで1ページ目に表示されているサイトは、今現在Googleに検索キーワードに対してユーザーの検索意図を満たしているサイトページトップ10となります。そのためGoogleに評価されているサイトがそのような設計なのか、サイト内にどのようなキーワードが使用されているかをチェックして参考にすることはキーワードをみつける有効な手段となります。
【参考の仕方例】
・1語もしくは2語のキーワードで上位表示に成功しているサイトの内容を参考にする。
・上位表示されているサイトカテゴリーの種類や分類を参考にする。
・サイトカテゴリー毎の記事数を参考にする。
・カテゴリーページや、ヘッダー・フッターなどサイト設計を参考にする。

SEOツールを使う
SEOツールを使うと、キーワード選定が非常に簡単になります。
有料ツールと無料ツールがあるので、それぞれのおすすめを紹介します。
【SEOキーワード選定におすすめなツール】
- エイチレフス
- Googleキーワードプランナー
より緻密な分析や選定ができるのは有料ツールですが、無料のGoogleキーワードプランナーでも十分なキーワード選定はできます。
自分のメディアにとってどちらが適切かを選んで、導入するとよいでしょう。
hrefs(エイチレフス)
「hrefs(エイチレフス)」は世界で60万人が導入しているSEO分析ツールです。 自社サイトだけでなくあらゆる競合サイトの被リンク分析(バックリンク)や検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、ソーシャルメディアの反応を把握することが可能です。
ライバルサイトが検索順位を取得しているコンテンツとキーワードを見ることができるツール実際にライバルが対策しているキーワードをもとに、選定し対策することができます。

URL:(https://ahrefs.jp/)
実際の仕様画面は、以下のとおりです。
【トラフィックデータ】
【競合データ】
ライバルのデータだけではなく、自社で獲得しているキーワードが一覧で表示されます。
また、競合サイトのURLを入力すると、競合が獲得しているキーワードも一覧で表示できます。
ベンチマークを設定しているなら、競合サイトのキーワードを基準に選定するのもよいでしょう。
自社サイトで獲得していないキーワードで、競合サイトで上位表示されているキーワードなら、上位獲得が見込めるかもしれません。
Googleキーワードプランナー
「Googleキーワードプランナー」はGoogleが提供しているツールで、キーワードを入力すると関連するキーワード一覧と月間検索ボリュームを調査できるツールです。

SEOキーワードを選ぶ方法手順

検索結果画面やキーワードツールを使用して、一箇所に見つけたキーワードをまとめていきます。
・Googleサジェストや関連キーワード



上記検索画面やツールを使用をして、対策候補キーワードを一箇所にまとめます。これはエクセルを推奨しますが使いやすく修正しやすいものであれば大丈夫です。

上記エクセル画像のように、対策キーワード候補をまとめます。
ここからまとめたキーワード群を実際に選定していきます。
①対策軸キーワードの候補を決める
選定の基準としては、仮に対策キーワードで上位表示できた際にどれだけCV(問い合わせ)や売り上げに貢献するキーワードかどうかです。

まずは顕在キーワードかつ上位表示を狙える、ミドル・ロングテールキーワードを選ぶことで上位表示までの期間を短くすることができます。

②軸となる検索ワードに掛け合わせるSEOキーワードを決める
次に軸キーワードに対して掛け合わせるキーワードを選んでいきます。ここでもできるだけ顕在キーワードかつ検索ボリュームが多すぎず少なすぎず、上位表示可能性があるキーワードを選びます。

上位表示可能性は対策サイトの「ドメインパワー」と「サイトコンテンツの質と量(現時点)」を競合サイトと比較することで把握できます。
1 ドメインパワーを比較する

自社のドメインパワーと、狙っている検索キーワードの競合のドメインパワーを比較する。著しく劣っている場合は、高品質なコンテンツを作成しても上位表示が難しい可能性大です。
2 コンテンツ量を比較する
狙っている検索キーワードのテーマで競合がどの程度コンテンツを製作しているか確認をします。新たにコンテンツSEOを取り組む際は、少量のコンテンツでも上位表示可能なキーワードを選びます。
実際に上記2つのやり方で競合サイトと比較して上位表示できるか調査する手順を知りたい方は「ホームページのアクセス数を増やすためのSEO対策を徹底解説」をご覧ください。
③対策キーワード候補の検索ボリュームを記載する

対策候補として抽出した各キーワードの月間検索ボリュームをリストに記載します。検索ボリュームはGoogleキーワードプランナーやAhrefsで調べることができます。無料であればGoogleキーワードプランナー、有料でより正確な値を知りたい場合はAhrefsを使うと良いでしょう。
なお、検索ボリュームが非常に大きいキーワード(目安:月間数千~数万以上)の場合は、さらに細分化したキーワード(複合キーワード)に分解できないか検討しましょう。
例えば「SEO」という単一語のビッグキーワードを狙う場合、そのままでは範囲が広すぎてユーザーの具体的ニーズを満たしにくいです。「SEO とは」「SEO 効果」などのように2語・3語の組み合わせに細分化することで、より具体的な検索意図に応じたコンテンツが作成でき、結果的に上位表示も狙いやすくなります。
以上の手順で軸キーワードと掛け合わせキーワードの組み合わせ、および各キーワードの検索ボリュームを把握したら、いよいよ実際にどのキーワードで記事を作成・対策していくかを決定します。
SEOキーワード選び方のコツ
検索順位を効率よく上げるためには、キーワード選定のコツがあります。コツを抑えてキーワード選定すれば比較的短期間で上位表示が可能です。
ミドル・ロングテールキーワードから対策する

SEO対策を本格的に実施するサイトの場合、最初から「SEO」などビッグキーワード単体での上位表示を目指すのは現実的ではありません。ビッグキーワードで数ヶ月以内に上位表示を達成できるのは、既に情報がある程度網羅されている強力なサイトか、競合と比較してドメインパワーが非常に強いサイトくらいです。
これからSEO対策を始めるサイトの場合、まずはターゲットユーザーの検索ニーズを満たすコンテンツをミドル・ロングテールキーワードで網羅的に作成し、サイト内の情報を充実させる必要があります。関連情報を網羅できて初めてサイト全体の評価が高まり、将来的にビッグキーワードでの上位表示が見えてきます。そのため、まずはミドル・ロングテールキーワードを選び、それぞれのニーズを満たすコンテンツを着実に作成していきながら、ゆくゆくビッグキーワードでの上位表示を目指す戦略が有効です。
顕在キーワードから狙う

検索キーワードにはユーザーのニーズ段階によって段階があります。問い合わせや購入に近い顕在キーワードと、まだ悩みがはっきりしていない潜在キーワードです。一般的に顕在キーワードを選定して対策することが問い合わせ獲得の近道となります。
しかし、問い合わせにつながりやすい魅力的なキーワードは多くの場合、大手企業など資金力のあるサイトやドメインの強いサイトがすでに対策しているため、上位表示の難易度が高くなりがちです。そのため、競合がまだ狙っていないような比較的上位表示を狙いやすいロングテール(もしくはミドル)キーワードを選定し、着実に上位表示を達成することが大切です。 いきなりビッグで大勝負を挑むより、ニッチでも確実に成果を積み重ねる方が結果的に全体のSEO効果が高まります。
CTR(クリック率)からアクセス数を算出する

キーワードの月間検索ボリュームがわかれば、概算で上位表示できた時のアクセス流入数を算出できるので選定候補のキーワードで上位表示した際のアクセス数を算出しましょう。複数のキーワードで算出すると仮に選定キーワードで上位表示達成したときのアクセス数をある程度把握できます。
下記はGoogleが公表している、検索順位毎のクリック率になるので以下%で算出してください。

参考URL:https://www.sistrix.com/blog/why-almost-everything-you-knew-about-google-ctr-is-no-longer-valid/
さらにアクセス後のCVR(問い合わせ率)から問い合わせ数を算出したい方は、『業界別のCVR平均』や『自然検索、広告の公式CVR平均』を記載した『CVR(コンバージョン率)とは?計算方法や業界別平均CVR、改善方法4つ解説します。』をご覧ください。
キーワード毎の受注単価も考慮して選ぶ
商材やサービス毎に成約時の単価(顧客から得られる売上)は異なります。仮に検索ボリュームが思ったより少なくても、一件あたりの成約で得られる売上が非常に大きい商材であれば、多少検索ボリュームが少なくても敢えて狙う価値はあります。キーワードを評価するときは、そのキーワード経由で成約した場合の売上インパクトも考慮しましょう。ビッグキーワードでも成約単価が小さい分野より、ニッチでも成約単価が大きいキーワードの方がROIが高い場合があります。
SEOキーワードを選ぶ際に気をつけること
SEOキーワードを選ぶ際は、いくつか気を付けることがあります。
最大限の効果を発揮するためにも、以下のことに気を付けましょう。
【SEOキーワードを選ぶ際に気をつけること】
- キーワード候補の検索意図を確認する
- サービス(商品)ページか記事ページなのか
- コンテンツの品質(E-E-A-T)を担保できるキーワードか
検索意図からそれたキーワードは、サイトにとってプラスに作用しません。
無駄記事を量産しないためにも、それぞれ気を付けることが大切です。
キーワード候補の検索意図を確認する
検索意図が同じキーワードはできる限り1つのページで狙う必要があります。同じ検索意図に対して、別々のキーワード毎に記事やサービスページを作成するとGoogleからの評価が分散してしまい順位が上がりにくくなります。
さらに似たような内容のページが複数あると、一つの検索キーワードに対してGoogleが複数のページを表示させようとします。結果、Googleの評価が分散して検索順位が上がりにくくなり、最悪の場合重複コンテンツとみなされ検索結果からはずされることもあります。
掛け合わせのキーワードは異なりますが、どちらもSEO対策の料金体系を知りたいユーザーが知りたいという検索意図が共通しているため1つのページで対策します。
よくあるグルーピング例
選定候補キーワード:SEO対策 費用
選定候補キーワード:SEO対策 相場
対策キーワードに対して、記事作成した際に、タイトルやディスクリプション内容や文章内容が重複するコンテンツになりそうな場合、キーワードをグルーピング(ひと固まりにする)してグルーピングした場合は、「title/description」と「hタグ」内にキーワードを入力します。

サービス(商品)ページか記事ページなのか
検索キーワードの検索上位1ページ目のサイトページを確認して記事ページかサービス(商品)ページどちらが多いのかを確認します。記事ページが上位にないキーワードで記事を作成すると上位表示しにくいため注意が必要です。
そのため、事前に検索結果面の1ページに表示されているサイトページが記事ページが多いかサービスページが多いのかを確認した上で対策キーワードを選定する必要があります。
コンテンツの品質(E-E-A-T)を担保できるキーワードか
Googleは近年、「ヘルプフルコンテンツアップデート」などのアルゴリズム改良を通じて、ユーザーにとって有益なコンテンツを高く評価し、SEOのためだけに作成された低品質なページの順位を下げるようになっています。
そのためキーワードを選ぶ際も、選定後に作成するコンテンツがユーザーファーストであるかを意識する必要があります。検索意図から外れた内容や質の低い記事は上位表示が難しく、仮に一時的に順位が上がっても、Googleの最新アップデートで大きく順位を落とすリスクがあります。
SEOキーワード選び方まとめ
QSEO対策キーワードの選定基準はなんですか?
下記4つの総合判断で選定をします。
・貴社ターゲットとキーワードの親和性
・検索ボリューム
・CPC換算価値
・上位表示可能性
QSEOキーワード選定でおすすめのツールは何ですか?
ラッコキーワード(無料)、Googleキーワードプランナー(一部有料)、ahrefs(有料)のSEOツールを活用することで効率的に選定できます。
キーワードの選定は、SEO対策の成功を左右する程大切な作業です。この作業は少し時間がかかっても慎重にキーワードを選ぶことが大切です。
選定したキーワードで実際に記事を作成する方法は、『SEO対策の記事書き方【19原則】文章構成の作成方法を詳しく解説』 をご参考ください。
リライト効果の高い記事の選び方やGoogleとユーザーに評価されるためのリライト方法、リライトをする最適なタイミング時期を知りたい方は「最新のSEO効果が高いリライト方法を公開‼︎Googleと読者に評価されるリライトとは?」をご覧ください。
サイト全体の検索順位を押し上げるための内部リンク貼り方を知りたい方は「内部リンクとは?SEO効果の高い内部リンク対策」をご覧ください。
社内にSEO知見や人手がなく、記事制作やSEO対策の外注をご検討の方は『SEO対策費用の相場を全て解説。外注依頼のポイントと失敗しない業者の選び方』を一読して頂くと失敗する確率を抑えることができると思います。
自社サイト 主要キーワード順位状況
以下は、自社サイトの主要検索キーワード順位状況です。
自社サイトのSEOキーワード順位の結果が示す通り、私たちの専門性と経験を駆使して、サイト立ち上げから約2年で顕著な検索順位上位表示を実現しました。最新のSEO戦略と緻密なキーワード分析を組み合わせることで、お客様の可視性を高め、競合他社との差別化を図ります。

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