SEO対策会社へ依頼する前に見たい正しい選び方
SEO業者に依頼して、ひどい目にあったというお客さんにこれまで数多く出会ってきました。SEOに携わる1人として、悪質なSEO業者が多いことはとても残念でSEO業界の課題だと考えています。
SEO対策の依頼をご検討の経営者様や事業責任者の方に向けて依頼後、後悔しないための【予備知識】と【業者選定方法】をご紹介します。
SEO対策をよく知らない方にとって、知識もない状況で依頼する対策と業者の良し悪しを判断することは不可能に近いと思います。
そのため、本記事ではSEO依頼の失敗を限りなく防ぐための「知識」や「情報」を細かくおまとめしたので是非最後までご覧ください。
事前にSEO対策概要を理解されたい方は、2024年最新のGoogleがサイトを評価する「ルール」と「評価基準」をまとめた「【2024年最新】SEOとは?SEO対策で上位表示させる方法を解説」をご覧いただくとSEO対策を体系的に理解して頂けるかと思います。
関連記事:SEO記事の書き方【19原則】文章構成の作成方法を詳しく解説
【PR】弊社では検索順位の上位化は当然で、売上/受注数最大化をゴールとした
SEO対策・コンサルティングをご提供していますのでよろしければご覧ください。→SEO対策サービスはこちら
SEO依頼で主に業者が実施する対策内容とは?
SEO対策のおもな目的は、サービスや記事ページの上位表示です。上位表示をしたうえで、自社サービスのCVにつなげたり、集客に繋げることが可能です。
業者にSEOを依頼すると、「外部対策」「コンテンツSEO」「内部対策」の三つをおこなってくれます。
具体的には、以下のような対策となります。
【SEO外部対策】
- リンクビルディング(被リンク)
- 指名検索数の増加
- SNSにおけるサイテーション(引用)の増加
- サイト内で内部リンクを貼る
- サイトの高速化
- サイトのSSL化
- サイトマップを作成する
【コンテンツSEO】
メディアやサイトの現状をヒアリングしたうえで、必要な対策を分析します。分析した結果をもとに、さまざまな施策をおこないます。業者によって対策範囲や内容が異なるので、自分のサイトに合った適切なSEOをしてくれる業者を選ぶことが大切です。
SEO対策の依頼で失敗する理由とは
失敗の要因を大きく分けると、SEO対策の事前の『知識不足』と『業者の見極め方を知らない』の2つに分類できます。
SEO業者に依頼して、ひどい目にあったというお客さんにこれまで数多く出会ってきました。SEOに携わる1人として、悪質なSEO業者が多いことはとても残念でSEO業界の課題だと考えています。
そのためSEOを業者に依頼する際は、まず疑いの目を持って慎重に業者を決めて依頼する必要があります。
そもそもSEO(Search Engine Optimization)とは日本語で検索エンジン最適化の略で、検索エンジンを利用したWEBマーケティング手法の一つで検索結果でより上位にサイトを表示することで流入増加が可能になります。また日本では、Google検索が9割以上のシェアを占めているためGoogleに対しての検索エンジン最適化をSEO対策と一般的には呼びます。
SEO対策でまず理解しておくべきことは、検索順位を決定するアルゴリズムはGoogleしかわからないためSEO実行者は100%上位表示に対して確証を持って対策実行しているわけではありません。
検索アルゴリズムの評価項目について、Googleがこういうサイトを評価しますと抽象的に公表はしています(Google が掲げる 10 の事実)が、Googleにしか具体的なアルゴリズムはわかりません。そのため、世の中のSEOコンサルタントは実際にサイトで試行錯誤を繰り返して、今のアルゴリズムを探り対策している状況です。
SEO業界の問題点
SEO会社で優秀なSEOコンサルタントは2年程で企業を辞めて独立する傾向が強いです。そのため実力のあるSEOコンサルタントは一部を除いて一般的なSEO会社に属さない風潮にあります。結果、優秀なSEO担当に運良く巡り会えたとしても1年以内で担当が変わる可能性が高いです。
業界の問題点として、一人当たりクライアント数多くしないと成り立たない構造のため、余程月額のSEO予算を支払わない限り片手間に扱われてしまうでしょう。またSEO契約後に初めてSEO実行担当の詳細がわかるケースが多く、会社実績と担当実績の乖離もあります。
これからのSEO対策は大前提内製化を目指してやるべき理由
これからの企業のSEO対策は、大前提内製化を目指す前提で進めないと機会損失(お金・時間・人材)をしてしまうでしょう。
なぜか、今のSEOの流れは昔のブラックハットSEO(自作自演被リンクや隠しテキスト、対策キーワードの詰め込み等)が通用せず、専門性や権威性など、ユーザーに対して有益なコンテンツでなければ上位表示できないようになっています。コンテンツに専門性を求められるため、業界知識や自社サービス、競合の動向を熟知している人でないと今求められているSEO対策を実行できません。
そのため、専門性が高くサービスを熟知した自社の社員がSEO対策をできるようになるのが一番コストパフォーマンスが良いです。
しかし現実は、すぐにSEO対策を内製化できるわけではないので、自社の状況にあわせて段階的にSEOの内製化がベストだと考えています。SEO対策を業者に依頼する意味としては、内製化のために自社リソースでは追いつかない部分を補うことにあります。
【PR】弊社では、ご要望があれば企業のSEO内製化を全力でサポートいたします。→SEO内製化支援サービス詳細はこちら
SEO依頼でよくある失敗例について
まず最初に、SEO業者に依頼をしてどのようなポイントで失敗してしまうかを、過去の実際にあった失敗事例からご紹介します。これは経験上ですが、SEOを外注依頼して成功してる会社さんはあくまで体感ですが3割あるかないか程度です。それほどSEOを外注依頼して、成功させることは難しいです。
失敗の要因を大きく分けると、『SEO対策の事前知識不足』と『正しいSEO業者の見極め方』の2つに分類することができます。実際に依頼してからどのような失敗例があるかいくつか具体例を記載します。
費用相場感を知らずに失敗する(費用相場の知識不足)
SEO対策の費用相場感を知らないと、業者から提示された金額が高いか安いかの判断がつかず結果高い料金で契約してしまう恐れがあります。これを防ぐためには、あらかじめSEO対策の費用相場感や料金体系を知っておくことで、提示された金額への正しい判断ができます。
詳しい料金体系については後述するので、おおよその費用相場感を紹介します。
SEOは依頼する会社や内容によって、料金が変動します。
料金体系も、成果報酬型と月額料金制に分けられますが、近年のGoogleアップデートの動きから、月額料金制で運営してる企業がほとんどです。
SEOの知識は有していなくても、平均相場をわかっていれば、費用面で失敗することは少なくなります。
SEO対策のチョイスを間違える(SEO対策知識不足)
最低限SEO対策がどのような対策なのか、今のSEO対策で大切なポイントを知らなければ、業者に言われるがままに対策を提案、実行されて失敗してしまうこと恐れがあります。最後はプロに任せるとしても、最低限のSEO知識と正しい方向性を理解しなければ、依頼してもSEO対策の成功は難しいです。
SEO対策はGoogle検索エンジンの「ルール」と「評価基準」を理解すれば、自ずと自社のホームページ検索順位の上げる方法にたどり着くことができます。
本質的なSEO対策の考え方から「内部施策」「キーワード選定方法」「競合サイト分析」など検索順位を上げるために必須なSEO対策のやり方手法を詳しく理解されたい方は「SEO対策やり方とは?初心者でも1から効率よく上位表示させる方法手順を網羅解説 」をご覧ください。
担当のレベルが低い、業者が提示した実績と担当者の実績が乖離している(業界知識不足)
業者の選び方や、提案時にこちらの確認が漏れていると、提案時に期待したレベルより遥かに低いSEO担当者がついてしまいます。これは、業者選定のポイントを知らないために起きる失敗です。
また業者が実績として出したSEO実績と実際に担当につくSEOディレクターの実績が乖離してるケースです。
インハウス支援してくれない(業者選定のミス)
SEO依頼は、どうしても詳しい知識がある業者に依存しがちです。しかし、依存し続けてしまうと、コストがかさんでしまいます。そのため、業者との契約期間を終了するタイミングで、インハウス化(内製化)を検討する企業も少なくありません。
依頼する業者によっては、インハウスSEOを支援するような会社もありますが、以下のような理由から、契約を引き延ばされることもあります。
- 情報開示を小出しにして契約期間を延長しようとしてくる
- さまざまな理由をつけてインハウスを支援してくれない
(例:知識不足、メディアの運営力不足など)
コスト面のことを考えると、一部インハウス化するか、完全にインハウス化したほうが良いので、支援してくれる会社を選ぶことが大切です。
悪質な業者にひっかかる(業者選定のミス)
SEO依頼ができる業者のなかには、悪質な業者も存在します。そのような業者に依頼したところで、十分な効果は得られないので、特徴を把握しておきましょう。
【悪質な業者の例】
- 質問をしても適切な回答が返ってこない
(あるいはそもそも回答してくれない) - サイトやメディアにとって必要がない対策を提案してくる
(例:過度なリライト、新規記事追加など) - 契約更新月になると契約更新の提案をしてくる
SEOは、短期スパンで効果が得られる対策ではありません。短くても三カ月ほどのスパンでおこなうことから、無理な提案をされた時に了承する人も多いです。
そのため、業者から提案をされたときは、具体的にどういう効果があるのかをヒアリングしたうえで、判断することが大切です。
SEO依頼をする前にしておきたい準備
SEO依頼をする際、いきなり業者に依頼するのではなく、事前準備をしておきましょう。最低でも、以下の準備は必要です。
- CV地点と予算の選定
- ターゲットを明確にする
- ベンチマークをつける
- 内製化を考えて知識がある人を配置する
目標や予算の設定だけではなく、内製化も視野に入れて依頼することが大切です。
CV地点と予算の選定
業者にSEO依頼をかける場合は、CV地点(成果地点)を決めましょう。その後、CVするために必要な予算を決める必要があります。
SEO対策をする目的は、サイトやメディアの方針によって異なります。多くの場合が、集客やその後のサービス登録・商品購入などです。BtoBオウンドメディアの場合は、BtoB商材の契約などが挙げられます。
CV地点を決めずに、漠然とSEOをしたところで、コスパが良い対策は期待できません。そのため、自社サービスや商品に応じてCV地点を設定しましょう。また、予算を設定することも大切です。限られた予算の中で、最適な対策をしてもらうためには、CPA(顧客獲得単価)を設定しましょう。
CPAとは予算をCV数で割った数のことを指し、1件の成約や購入に対し、どのくらいのコストがかかるのかわかります。わからない場合は、対策に必要なまとまった予算を確保したうえで、業者に相談することをおすすめします。仮でCPAを設定してSEO対策をし、CV数に応じて予算の調整をすると、コスパ良く依頼が可能です。
【関連記事】CVR(コンバージョン率)とは?業界平均基準と改善方法を解説。
ターゲットを明確にする
CV地点と予算を決めたら、ターゲットを明確にすることも大切です。まずは、対策をしようと思っているメディアやサイトに、どのようなユーザーが訪れるのかを把握しましょう。
イメージがわかない場合は、以下を基準に判断します。
【ターゲティングの基準】
- どのような人向けにメディアやサイトを制作しているか
- どのような目的の人がサイトに流入するのか
- 閲覧している人の年齢層や性別の判断
これらを把握しない状態で依頼をしたところで、効果は得られません。業者に依頼すれば、ターゲットを明確にして施策をしてくれますが、悪質な業者もいますからね。
業者側との認識の相違がないように、依頼前にターゲットを把握しておきましょう。
ベンチマークをつける
SEO依頼をする際、自社である程度ベンチマークを把握しておきましょう。
近年のSEOでは、記事単体ではなくサイト全体の評価が重要になりつつあります。メディアによっては、競合が多かったりコンテンツが充実していたりして、上位表示が難しい場合も多いです。
その状態で施策をしたところで、予算だけを割いてしまい無駄に終わります。そのため、同じジャンルでも上位表示が狙える領域で戦うことが重要です。具体的な施策やベンチマークの設定については競合がしてくれるので、軽くリサーチをして把握しておく程度でOKです。
サービスや商品に知識がある人を配置する
SEOで効果を得るためには、明確なターゲティングが求められます。そのため、担当者にはサービスや商品に対して、深い知見がある人を配属しましょう。
業者も確かにターゲティングはできますが、サービスや商品の詳細や魅力を知っているのは、依頼する側の企業です。
SEOは上位表示をすることも目的ですが、最終目標はサービスの登録や契約、商品の購入などです。SEOには、コンテンツ作成も含まれるので、詳細がわかっていないと訴求ができません。
サービスや商品についての魅力を多く説明できる人を配属すると、施策も成功しやすいです。
関連記事:オウンドメディアとは運用目的と企業の成功事例を紹介
SEO依頼を失敗しないために必要な事前知識
本章では、SEO業者への依頼で失敗してしまう要因の一つ『SEO対策の事前知識不足』を解消するために必要な知識と情報を記載していきます。
依頼をする前にSEO対策の特性を理解する
導入後、こんなはずじゃなかったと後悔しないためにも、SEO対策の特性や成果が現れるまでに最低限必要な期間について理解をする必要があります。
SEO対策は、上手くいけば継続的に流入を獲得できる対策方法です。上位表示を達成すれば、集客費用をかけずに問い合わせを獲得できるため、中長期的にみた際にとても資産価値の高い集客方法となっています。デメリットとしては、仮に成功しても対策してから問い合わせ数が増えるまでに半年前後かかってしまうことやSEO対策をしたからといって必ず上位表示を達成して問い合わせを獲得できる保証がないことです。
・問い合わせ獲得までの期間イメージ
リスティング広告などのWeb広告は、広告費用を投じればかけた費用だけ広告が表示されます。そのため広告開始初月からアクセス数と問い合わせを獲得できます。デメリットとしては、毎月広告費用を支払い続けなければ集客ができないことです。
そのため、自社の問い合わせ獲得までの期間目標や事業目標、マーケティング予算など総合的に判断して対策を決定する必要があります。
SEOやリスティング広告などWEBマーケティング対策はそれぞれに長所と短所があり、企業の状況や事業目的にあった対策を選定することが非常に大切です
SEO(検索エンジン最適化)とリスティング広告(検索連動型広告)の特性やメリット、そして注意すべきデメリットを知りたい方は、SEOとリスティング広告の違いと特徴メリット・デメリットを解説をご覧ください。
WEBマーケティング対策概要やWEB集客手法一覧、各対策の特徴を知りたい方は「ホームページ集客はコツさえ掴めばすぐに効果を発揮します。成功する集客方法を解説」をご覧ください。
上位表示させるために必要なSEO対策本質の理解
現在Googleが検索順位を決定するためにサイトを評価するポイントは大きく3つあります。
①Googleがサイトを信頼できるかどうか
②Googleがサイト内容を読み取れるか
③対象ユーザーにとって有益なコンテンツかつ情報を網羅しているか
そして上記、評価ポイント3つを向上させるためのSEO対策が以下の3つとなります。
昔はGoogleアルゴリズムの精度が低かったですが、アップデートを繰り返して近年飛躍的にGoogle検索の精度が向上しています。
そのためより、ユーザーがいいと思うサイトをGoogleも良いと判断できるようになっています。Googleの評価基準やアップデートの歴史、3つのSEO対策特徴について詳しく知りたい方は「SEO対策のやり方。狙っているキーワードで上表表示させる方法を解説」をご覧ください。
内部対策について詳しく知りたい方向けSEO内部対策とは?の疑問を全て解決!初心者でもわかりやすく対策手順を図解。
コンテンツSEO概要や上位表示させる具体的な記事作成方法を知りたい方はこちらをご覧くださいSEOに強い記事を作成するために必ず押さえるべき19項目
自社サービスとSEOの相性を知る
SEO対策は、相性が良く成果が出やすい業種・商材・サービスが存在します。下記項目に該当するほどSEO対策との相性が良いと判断できます。
・SEOと相性が良いケース
①商品単価が高い
→商材単価が高い方が費用対が合いやすいです
②ドメインパワーの高いサイトを既に運用している
→サイト運用歴や被リンク数が影響します
③業界シェア比率が高い
→実際の知名度とSEOの強さは相関関係があります
④ニッチな商材
→競合がSEOに力を入れてない業界やニッチなサービスは上位表示しやすいです
⑤競合企業でSEOに強いサイトがあまりない
→SEOは相対評価で決定します
競合サイトと自社コンテンツを比較して、効率よく検索順位を上げる手順を詳しく知りたい方は「検索順位を上げるために必要なSEO対策方法。Google順位決定のロジックとは?」をご参考ください。
・SEO依頼前に確認すること
SEO対策をしても、成果が上がらない(上がりにくい)サイト設計やジャンルがあるため事前に自社サイトが該当しないかをチェックしてみてください。全てクリアしてからSEO対策を実施することで成功率がグッと高まります。
①対策サイトのシステム(CMS)がSEO対策と相性かいいか確認
②競合サイトと自社サイトの差分チェック
③対策サイトテーマがYMYLジャンルに当てはまらないか
④自社にWEB対策体制がある程度あるか
・BtoCとBtoBサイトのSEO対策アプローチの違い
BtoC(一般消費者向け)サイトとBtoB(法人向け)サイトではSEO対策の考え方が少し変わります。
決定的な上記2つの違いが、BtoCサイトは問い合わせ(申込み、購入など)がゴール/目標なのに対してBtoBサイトは問い合わせ後の受注がゴールということです。
そのため、BtoBサイトのSEO担当者は問い合わせ後の営業フローや受注率も見据えてSEO対策を実行する必要があります。
SEO対策の外注費用相場と料金体系について
あらかじめSEO対策の費用相場感や料金体系を知っておくことで、業者から提示された金額が適正かどうかの判断ができるようになります。
具体的な料金は、以下のとおりです。
企業規模や施策によって、SEO対策の料金は変動します。運営しているサイトやメディアで、現状どのような対策が必要なのかを業者に質問して、予算に応じて選ぶことが大切です。
SEO業者の外注平均相場と対策毎の料金相場詳細については「SEO対策にかかる費用の相場を「外注業者規模」と「対策別」に解説」をご覧ください。
SEO依頼する前に知っておく業者特徴
依頼をかける前に、SEO業者の特徴について事前に把握しておく必要があります。
具体的には、以下のとおりです。
【SEO依頼する前に知っておく業者の特徴】
- 大手SEO業者か小規模SEO業者か
- 自社ツールを持っている業者かどうか
- スキルが高いライターやデザイナーを抱えているかどうか
- 相談時に丁寧なヒアリングと提案をしてくれるかどうか
- 専門的な質問に対して回答できるかどうか
選ぶ基準にもなるので、それぞれ参考にしてください。
大手SEO業者か小規模SEO業者か
結論、SEO対策にかける予算がある場合(月額50万を目安)、手っ取り早く大手業者に依頼をオススメします。
理由は、探す手間も良い担当に当たる確率が高いからです。またツールの導入だけの場合も大手業者に依頼をオススメします。
しかし予算がない場合(月額50万円未満)、小規模業者への依頼をオススメします。
基本的に、予算があれば良い人材が担当についてくれますが、予算がないといくら大手でも新人や経験の少ない担当がつく場合が多々みられます。そのため予算が潤沢になければ選定に多少時間を費やしてしまいますが、まずは数社に見積もり提案をしてもらうことをオススメします。
自社ツールを持っている業者かどうか
最近ではSEO内製化需要が高まっているため、自社SEOツールを開発提供して自社ツールとSEOコンサルティングを併用で提供しているSEO業者が多いです(特に大手SEO業者)。
SEOツールは使いこなせればとても便利なツールですが、社内のWEB体制やWEB理解度が低いとせっかくツールを導入しても形骸化する恐れがあります。形骸化しないためにも、企業フェーズに合ったおすすめのSEO依頼を3つにわけてご紹介します。
① 完全にSEOを外部に依頼した方が良いケース
社内にSEOに詳しい人材がいなかったり、組織としてWEBに疎い会社であればまずはツール導入意外にも、コンサルティングや対策代行も含めた完全外注をおすすめします。理由は、成果が出る期間と社内体制が整うスピードが早いからです。詳細な情報がなく手探りな状況で対策を進めることは、時間と人件費と結果までのスピードを失ってしまいます。そのため、社内にリソースがない際はしっかりした業者に依頼することをオススメします。そして本当に内製化を支援してくれそうかどうかは依頼する上でとても大切なポイントです。
② 一部SEOを外部に依頼した方が良いケース
社内にSEOやWEB知識を持つ社員はいるものの、経験や実践スキルが高くない場合です。
半年から1年後に自社で内製化を目標に、戦略やキーワード選定や優先順位、最新のSEOノウハウをSEO業者から吸収するために社内ではできない対策範囲を一部外注して作業的な対策は社内で行うことをオススメします。
③ SEOツールのみ導入して完全内製が良いケース
社内にSEOやWEBに詳しい人材がいて、体制も整っている場合はSEO対策ツールだけの導入依頼がおすすめです。
ツールを活用することで、より少ない人員で高いパフォーマンスをあげられるためWEBマーケティング体制を構築できます。WEBマーケティング全体の戦略設計や各WEB施策の優先順位や予算振りも社内で判断つきそうであればツールを導入して一気に社内にインハウス体制を構築することをお勧めします。
スキルが高いライターやデザイナーを抱えているかどうか
SEOの施策の一つに、コンテンツSEOがあります。既存記事のリライトや、新規記事をメディアに追加することで、サイト全体の評価をあげるだけではなく、上位表示を目指せる施策です。
また、サイトデザインを見やすくしたり、CTA(購入ボタンや問い合わせボタンなど)付近のデザインを改善することも、コンテンツSEOの一つです。
信頼できる業者ほど、優秀なライターやデザイナーを抱えています。サイトに記載がある場合もあれば、ヒアリングの際に説明してくれることもあります。
そのため、業者選びの一つの基準にしましょう。
関連記事:SEOライティングの基本!上位獲得が狙えるコツやテクニックを徹底解説!
相談時に丁寧なヒアリングと提案をしてくれるかどうか
SEO依頼をする際、多くの場合「無料カウンセリング→本契約」という流れが一般的です。カウンセリングの際、丁寧なヒアリングと提案をしてくれるかどうかで、優良業者の判断ができます。
以下のポイントを例に、優良な業者かどうかを判断しましょう。
【カウンセリングの際に押さえておきたいポイント】
- SEOに対しての知識を持っているかどうか
→事前にいくつか質問を用意しておくとベスト - サイトの現状に応じて提案してくれるかどうか
- 対策サイトの領域かどうか
逆に、ヒアリングに時間をかけずに、すぐに契約をさせてくるような業者は注意しましょう。
専門的な質問に対して回答できるかどうか
業者に依頼をする際、軽くSEOに対して理解しておくことが大切です。最低限、以下のことを把握しておくとよいでしょう。
【事前に把握しておきたいSEOの知識】
- SEOの仕組み
(例:Googleアルゴリズムの存在、上位表示について) - SEO施策の種類
(例:内部SEO、外部SEO、コンテンツSEO) - コンテンツ作成について
(例:新規記事、リライト、デザインなど)
基礎知識を身に着けておくと、相談した際に業者の話を理解しながら、依頼するかどうかを検討できます。しかし、知識を一切身に着けていない状態だと、知見がないことをいいことに、不要な対策を提案されることもあります。そのため、最低でもSEOの仕組み程度は理解しておくことが大切です。
信頼できるSEO業者に依頼するための選定基準と方法
依頼主の方がSEO業者にお問い合わせや見積もり依頼をした際、まず最初に登場するのがSEO営業担当です。営業とSEO実行者は異なるケースがほとんどです(特に大手業者ほど分業化のためその傾向が強い)。そのため、営業マンはSEO対策を実際に自分でやったことがないため、営業マンの話を100%の鵜呑みにしてはいけないです。あくまで参考程度に話を聞くことをお勧めします。
この章では、SEO業界の裏側や文化を知ることで正しいSEO業者へ依頼するための選定方法をご紹介します。
SEO業者依頼のコツ
まず結論からお話すると、複数の業者に見積もり依頼を実施して、提案内容と費用で1番自社の希望を叶えてくれそうな業者をお選びください。一概に大手だからレベルが高く、小規模だからレベルが低いとは言えないのがSEO会社です。そのためベンチャーと大手のメリットデメリットを理解するためにも、大小問わず見積もりを依頼することをお勧めします。
また依頼費用が大きい対策、特にコンテンツSEOの記事制作を依頼する際は、一社に全て発注することはリスクが高いため、良さげな会社2、3社に並行で作成依頼して、数ヶ月後記事品質や対応など総合的に良いSEO業者を決定するとリスクを軽減できます。
SEO依頼をする際は、一つの業者で判断するのではなく、数社比較したうえで判断しましょう。その際、以下を基準にすると効率よく選べます。
【SEO業者を選ぶ際の比較基準】
- 施策にかかる費用
- 初期費用があるかどうか
- 対策の内容について
- 契約期間
費用だけで比較して、安い業者に依頼すると、十分な対策をおこなってもらえない可能性があります。そのため、それぞれを総合的に比較したうえで、コスパや内容の充実度を判断基準にしながら選ぶことが大切です。
信頼できるSEO業者を選ぶための基準
信頼できるSEO業者を選ぶ絶対の基準はもちろんありませんが、信頼できるSEO業者の傾向と特徴をまとめましたのでご参考ください。
・業者の自社サイトのSEO実績
SEO業者の自社サイトのSEO実績を確認。自社のSEO対策実績はSEO業者の腕を見極める一つの判断材料です。ここでワンポイントが実際に担当してくれるSEOディレクターの実績も確認してください。会社実績と担当SEOディレクターのレベルはイコールにならないため、必ずサービス開始後誰がSEO担当となりその方の実績も確認すると失敗を回避できます。
・提案するSEO対策の具体性
営業力がある人がSEOの提案をすると、具体的な数字や対策スケジュールの掲載がなくてもなんとなく雰囲気で選んでしまい、サービス開始後初めて対策を考えるなどグダグダになり失敗する恐れがあります。そのため、提案段階で具体的な対策内容と対策実施スケジュール感を提案内容に記載してある業者は信頼できる可能性が高いです。
・キーワード選定の具体性
提案の際「こんな感じのキーワード群を狙うために記事制作をします」など具体性に欠けるSEO業者は少し危険です。具体的にこのキーワードに対して、このような対策をして上位表示を狙いますなどある程度の順位が上がる客観的根拠とロジックを説明してくれる業者をお選びください。
・SEO対策の優先順位・スケジュール
対策キーワード選定後に大切なのが、記事作成の優先順位です。正直、対策キーワードを選ぶことはツールで一瞬で抽出できます。SEOで成功するために重要なことは、アクセス数と問い合わせ数が最大化するためSEO対策の優先順位です。そのため、対策の優先順位とスケジュールを具体的に教えてもらいましょう。
・コンテンツ記事制作体制
記事制作にどこまで関わっているか。安い会社はランサーズなどに横流しして、中抜きするケースも多いので料金だけでなく記事制作体制にも注目して選定することをオススメします。
注意をするSEO業者の特徴
逆に、絶対ではないですが悪質なSEO業者の特徴や傾向もあります。業者選定をする上で以下特徴にあてはまったら注意してみてください。
悪質なSEO業者には、一部特徴や傾向があります。具体的には、以下のとおりです。
【注意をするSEO業者の特徴】
- 営業マンの雰囲気が悪い
- MEO対策をメインの事業として行っている
- 成果報酬型のSEO
- 実績や経歴がないあるいは公開していない
上記はあくまで、筆者の経験をもとにした完全主観となります。
・営業マンの雰囲気が悪い
SEOはサイトやメディアの対策をするとは言え、対人での仕事になります。依頼する営業マンの雰囲気が悪いと、今後依頼をする際も不安になります。
営業マンと実際にSEOを担当するディレクターが違うことが多いですが、雰囲気が悪い業者にわざわざ依頼する必要はありません。
長期間依頼することを考えて、雰囲気も判断材料の一つにしましょう。
・MEO対策をメインの事業として行っている
MEO対策とは、GoogleMapなどの地図検索で上位表示を目指す施策です。上位を獲得するという意味ではSEOと同じですが、おこなう施策はSEOと一切異なります。
MEO対策で実績がある業者でも、SEOの知見がほとんどないケースはよくあることです。そのため、依頼する前に業者がどのような事業をしているのかを把握することも重要です。
・成果報酬型のSEO
SEOは、成果報酬型と月額固定型の二つに分類されます。近年では、Googleのアルゴリズムの変化に伴い、成果報酬型で運用する企業は少なくなりました。
コストは抑えられますが、十分な効果を得られない他、月額固定型よりも料金が高くなる可能性があるため、おすすめはしません。
・実績や経歴がないあるいは公開していない
業者に依頼する前に、SEOの知見を判断する一番の材料になるのが、実績や経歴です。具体的に掲載されていれば、信頼度が高いです。
逆に、サイトに掲載がなかったり、そもそも実績がなかったりする業者は不安が残ります。失敗する可能性が高いので、最低でも一つ以上は実績や経歴を公開している業者に依頼しましょう。
※上記はあくまで、筆者の完全主観意見となります
SEO対策依頼まとめ
- Q大手SEO会社か小規模SEOどちらに依頼すべきですか?
- QSEO業者を選ぶコツはなんですか?
なお、外注する際の費用相場については、株式会社ニュートラルワークスの「SEO対策の費用相場は?外注化の注意点と選び方のコツを解説」という記事も参考にしてみてください。
SEO業者に依頼するために必要な情報を記載させて頂きましたが、それでも不安な方や依頼する前にまずは気軽に相談されたい方がいらっしゃれば、弊社にて無料SEO相談を実施していますのでお気軽にご相談ください。必ず1つは新たな発見/情報をご提供します。現場経験を積んだプロだからできるソリューションをご提供いたします。SEO無料相談はこちら
自社サイト 主要キーワード順位状況
以下は、自社サイトの主要検索キーワード順位状況です。
自社サイトのSEOキーワード順位の結果が示す通り、私たちの専門性と経験を駆使して、サイト立ち上げから約2年で顕著な検索順位上位表示を実現しました。最新のSEO戦略と緻密なキーワード分析を組み合わせることで、お客様の可視性を高め、競合他社との差別化を図ります。
【PR】当社では検索順位の上位化は当然で、売上最大化をゴールとした
SEO対策・コンサルティングをご提供していますのでよろしければご覧ください。→SEO対策・コンサルサービスはこちら