ドメインパワーの目安(平均)とは?上げ方・被リンク獲得手法を解説
現在のSEO対策にドメインパワーがどれほど関係しているのか、ドメインパワーの違いでどれほど検索順位に影響を与えるかについてを本記事では、数多くのサイトのSEO対策実施した経験を元に、独自の視点からドメインパワーが及ぼすSEO効果とドメインパワー向上させる方法について解説しています。
記事後半では優良なドメインパワー計測チェックツールご紹介とドメインパワーを上げるためにできる対策も記載していますので、検索順位が上がらず困っている方やドメインパワーについて詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
関連記事:被リンクとは?獲得方法17選。効果のあるリンクの基準について解説
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ドメインパワーとは?
ドメインパワーとは、サイトドメインへのGoogleからの評価(信頼度)を100点満点で数値化したものです。ドメインパワーはGoogleが公式に計測している数値ではありませんが、SEOツール開発会社がドメインのパワー(Googleからの信頼度)を数値化するツールを開発たことでドメインパワーという概念が生まれました。
なぜドメインパワーを計測するツールを開発する会社が現れたかの背景を説明すると、Googleはサイトを評価するための判断材料の一つに被リンクの質と量でサイトの信頼性を測り順位付けの参考にしています。しかしGoogleからのサイトへの信頼値が数値化されずブラックボックス化しているためSEO対策をする側からすると感覚に頼らざるえませんでした。そこでツール会社がGoogleアルゴリズムを予想して独自のアルゴリズムでドメインパワーを算出することでSEO対策を実施する調査がしやすくなりました。
そもそもドメインとはの説明をすると
ドメインとは「インターネット上の住所」にあたり、WebサイトのURLや、メールアドレスを識別するためにドメインが存在します。例えば、弊社サイトのURLでは「https://leadnine.co.jp」の「leadnine.co.jp」部分がドメインにあたります。
そしてGoogleはサイトの信頼性を評価するためにドメインへの被リンクの数やドメイン取得年数など総合的観点からサイトの信頼性を評価して順位付けの参考にしています。そのためドメインパワーを見ることでSEO対策をする際、上位表示可能性を予測するための有効な指標の一つとなっています。
SEO外部対策がドメインパワーを上げる対策
ドメインパワーを上げるための対策が、SEO外部対策となります。
SEO対策は大きく以下の3つに分けられます。
各対策の目的としては
①外部対策(サイトの信頼性 EATを上げる)②内部SEO対策(ページ内容を伝える)③コンテンツSEO(ユーザーに有益な情報をサイト内に網羅する)
の3つとなり、3つの掛け算でサイト評価が決定し検索順位ランキングが決まります。
ドメインパワー(外部施策)はSEOでサイト信頼を担保する土台となる大切な指標となります。
ドメインパワーと被リンク獲得(質と量)の関係性
外部施策(ドメインパワー向上)は3つのSEO対策の中でも、検索順位を決定付ける要素の一つとして大きな影響がある指標の一つです。
先ほど記述した通り、Googleは被リンクの量と質を中心にサイトの信頼性を判断して順位付けする際の一つの基準としています。
被リンクで信頼性を測る検索エンジンのアルゴリズムは論文仕組みを参考にしていると言われます。一般的に素晴らしい論文ほど、多くの研究者から引用されるため引用されている論文は素晴らしい論文となります。
それを検索エンジンアルゴリズムに置き換えると、多くのサイトからリンクされている(投票されている)ため良いサイトと認識されます。また現在のアルゴリズムでは、どこのサイトから被リンクを貰っているか、被リンク元の質がGoogleからの信頼性評価に大きく関わってきます。
被リンクにおいての質を決定づける3大要素は、被リンク元のドメインパワー強さ×ドメイン種類×運営しているサイトとの関連性です。
Googleから信頼されている(されやすい)政府ドメインを表すgo.jp、機関ドメインを表すac.jp、企業ドメインを表すco.jpから被リンクを獲得すると一気にドメインパワーが高まる傾向にあります。
質の高い外部サイトから多く被リンクを受けているサイトは、コンテンツ内容が普通でも上位表示されやすい傾向にあります。
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ドメインパワーの目安(平均)とは
結論、ドメインパワーの目安は、狙う対策キーワードでGoogle検索した際に、表示される上位ページサイトのドメインパワー平均が基準(目安)となります。
そのため対象サイトにおける、ドメインパワー目安(平均)を知るためには、
ドメインパワーを計測するSEOツール(詳しくは以下記載)で、対策キーワードで上位表示されているサイトを計測して上記1ページ目に表示されているサイトのドメインパワー平均が、上位表示に必要な「ドメインパワー目安(平均)」とお考えください。
自社サイトのドメインパワーが高いか低いかについては、違う業種やサービスサイトと比較しても意味がありません。SEO対策はGoogleから相対的に競合サイトと自社サイトが比較され順位付(ランキング)されます。
そのため、自社サイトのドメインパワーが高いか低いかを判断するためには対策キーワードで検索表示結果1ページ目のサイトのドメインパワー平均と比較して高いか低いかを判断する必要があります。
競合サイトとドメインパワーを比較する方法
少し話が派生しますが、SEO業者(SEO担当者)はSEO対策を実施する前に、対策キーワード群で上位表示可能かを知るため(予測するため)に競合調査を行います。そこで比較する項目は数多くありますが、判断するために大きな比重を占める基準は以下の2つとなります。
①ドメインパワーを比較する
②コンテンツ量を比較する
SEOツールを使用して、
競合サイトと自社コンテンツを比較して、効率よく検索順位を上げる手順を詳しく知りたい方は「検索順位を上げるために必要なSEO対策方法。Google順位決定のロジックとは?」をご参考ください。
もし現在のSEO対策がよくわからず、検索上位表示に苦戦されている方は、Googleがサイトを評価する「ルール」と「評価基準」をまとめた「【2024年最新】SEOとは?SEO対策で上位表示させる方法を解説」をご覧いただくと現在のSEO対策を体系的に理解して効果のあるSEO対策がわかると思います。
ドメインパワーが検索順位に与える影響
では実際にドメインパワーは検索順位にどれくらい影響あるのかについて記述します。
現在の検索順位を決定付けるためのGoogleアルゴリズムにおいて、WEBサイト(ドメイン)への信頼性の比重はとても高いです。そのためいくら内部対策(Googleにサイト構成やページ内容を伝える)とコンテンツSEO(サイト全体で有益な情報を網羅する)強化していてもサイトへの信頼性が低いと相対的に全体の評価が低くなってしまいます。
イメージとしては、ドメインパワー×内部対策×コンテンツSEOとなります。そのためSEO対策(検索順位)におけるドメインパワーの影響は非常に大きいです。
もちろんコンテンツの質やサイトがユーザーにとって有益な内容であることは、大前提必要ですが全く同じサイト設計、コンテンツページを持つAとBのサイトが仮にあった場合、ドメインパワーが大きく違うと検索順位に大きな差がでてきます。
ドメインパワーでどれほど順位の上がり方が変わるかのイメージご共有いたします。
ドメインパワーが検索順位に及ぼす影響は大きい
これは私の実体験ですが、とあるドメインパワーが80程あるサイトのSEO対策を実施しました。対策内容は複数事業を持つサイトの中(下層ディレクトリ)に新規事業サービス内容を追加して、新規で作成した新規事業サービスページの上位表示化するというものでした。対策実施前、対策キーワードで上位1ページ目に表示されているサイトを見るとドメインパワー平均は40程でした。そのため対策サイトのドメインパワー(Googleからの信頼性)は相対的に高い状態で対策を開始しました。
対策サイトのドメインパワー(DR80程)は高いため、内部対策とコンテンツSEOを実施した結果、後発で新規のページ作成にも関わらず、わずか3ヶ月で対策キーワード群でのきなみ5位以内にランクインしました。この経験からもドメインパワーは検索順位に対して大きな比重を占めていると考えています。
ドメインパワーの計測基準
ドメインパワーを計測するツールはいくつかあり、各ツールでパワーを計測するための基準や比重は異なりますが、どのツールでも計測基準に共通している項目や比重の高い基準と思われる指標について記載します。
被リンクの数
対象ドメインが受けている被リンクの数です。対象ドメインが何個の被リンクを外部サイトからもらっているかの数です。
被リンクの参照元ドメイン数
対象ドメインが被リンクを受けているドメイン数です。被リンクをくれているサイトのドメイン数です。
こちらは、過去1年間の当社の被リンクの数です。
被リンクが216件に対し、参照ドメイン数は83件です。
IPアドレスが異なるドメインからの被リンクが多いほど、評価される傾向にあります。
被リンクの質
被リンクを貼ってくれているサイトのドメインパワーです。ドメインパワーの高いサイトから被リンクを貰うと被リンクを受けた側のドメインパワーも向上します。ロジックとしては、信頼性の高いサイトがリンクを貼っているサイトなのだから、リンク先のサイトも信頼できる可能性が高いと判断されます。
ドメイン取得経過年数
ドメインを新規取得してからの経過年数です。一昔前に自作自演の被リンク獲得目的で、新規ドメインを次々に取得して検索順位を上げたいサイトに対してリンクを貼るという自作自演の被リンク獲得手法が横行しました。自作自演のサイトドメインは取得年数が短い傾向にあるため、被リンク数と質よりは比重は低いですが、ドメイン取得経過年数も信頼性を測る一つとして計測されています。
サイテーション
サイテーションとは、会社名やサイト名、商品/サービス名などサイト内容に関連する情報がインターネット上にどれくらいの量あるかです。ネットの情報量はオフラインでの知名度と相関関係があるため、サイテーションも計測指標に含まれます。被リンクの数と質に比べると、ドメインパワーに占める比重は低いです。
ドメインパワー計測ツール
SEO会社やSEO担当者がドメインパワーを計測するために使用している計測ツールをご紹介します。
月額制有料のSEO分析ツールです。SEO対策に必要な分析を包括的に調査できるツールがエイチレフスです。調査機能の1つにドメインパワー計測機能があり、エイチレフスの場合は被リンクの数と質からドメインパワーが測定されます。エイチレフスのドメインパワーを参考にしているSEO業者やアフィリエイターも多く、信頼できるツールです。
パワーランクチェックツールは、無料でドメインパワーを計測できるツールです。有料ツールを使うまでではないけど、ドメインパワーを見てみたいレベルの方におすすめのツールです。計測指標は、被リンクの質と数、ドメイン取得期間、被リンク元の安全性など独自のアルゴリズムで100点満点でドメインパワーを計測します。エイチレフスに比べて、点数が高くでる傾向にあります。
ドメインパワーを上げる方法
基本的にドメインパワーは、サイトの運用歴が長かったり実業の伸び(サイテーション)と比例して上がってきますが、自分でもある程度は対策によって上げることが可能です。(外部施作だけでのドメインパワー向上には限界がありますが)
弊社ではWEBセミナーやプレスリリース、無料ポータルサイト掲載などを利用して戦略的に被リンクを獲得しました。ドメイン新規取得後3ヶ月でDRが8(エイチレフス計測)まで上昇したので、自分でも対策することで短期間で少しはドメインランクを上げることができます。仮に対策をしない場合、あくまで予測ですが恐らくDRは2くらいとなります。
自分で対策できるドメインパワーを高める方法
・無料ポータルサイトに登録する
無料で掲載できるポータルサイトや比較サイトがありますので、登録していないサイトがあればまずは登録することで被リンク数がふえます。ポータルサイトの掲載は、自作自演での被リンク対策とはみなされないため安心してください。ただし注意が必要なのは、被リンク獲得代行サービスやクラウドソーシングサービスでの被リンク獲得代行は有害なドメインからの被リンクが含まれることが多いため、被リンク獲得対策をする際は有害なドメインからの被リンクを受けないように注意してください。
有害なドメイン(Googleからスパムサイトと認識されている)から被リンクを受けると、被リンクを受けたドメインにもマイナス影響を及ぼし検索順位が下落、最悪のケースは圏外に飛ばされることもあるため慎重に対策してください。
プレスリリースを実施する
プレスリリースとは、新商品の発売や新サービス、新規事業の開始、あるいは経営・人事などの企業情報を、ニュース素材としてメディアの記者が利用しやすいように、文書や資料としてまとめたものです。
https://kyodonewsprwire.jp/corp/faq/155/
プレスリリースを実施することで、自社情報やサイトURLが拡散されて、被リンクを増やすことができます。ドメインパワー向上におすすめの対策の一つです。
ウェビナーを開催する
少し間接的なアプローチにはなりますが、オンライン上でセミナーを開催することでサイト閲覧者数が増えたりサイテーションが増えドメインパワー向上に役立ちます。また最近では共催セミナーを開催することで、共催先の会社からリンクを貰うことで被リンク対策(被リンク目的だけではないですが)をしている企業もあります。
SNS運用に力を入れる
SNS運用に力を入れると、結果的にサイテーションが増えたり被リンク数が増えて、結果ドメインパワーが高まります。最近では、YouTube運営もSEO対策の1つとして大きな効果があるためまずはトライしてみることをお勧めします。
ドメインパワーを上げるためのコツ
dofollowのリンクをもらう
外部サイトへのリンクの貼り方には、大きくdofollowとnofollowリンクがあります。
dofollowリンクでリンクを貼ると、リンクを通じて相手先のページにドメインパワーを流す効果、SEO用語でリンクジュースを渡す効果を持つリンクの貼り方となります。そのため、被リンクをもらえるサイトを探すときや、被リンクを貰う際にはdofollowリンクかどうかを確認することをおすすめします。
nofollowリンクも被リンク効果がないわけではないですが、dofollowの被リンクと比べるとSEO効果は薄まってしまいます。
間接的なドメインパワー向上対策
直接的にドメインパワーを上げる対策以外にも、検索順位を上げるための方法やWEB集客方法はありますので下記記事の中でご興味ある対策内容あればご参考ください。
競合サイトに効率よく検索上位表示させるためのキーワード選定する基準と実際の選定の手順を詳しく知りたい方は「SEOキーワード選定のやり方(コツ)初心者でも1から実践できる選び方手順をお伝えします」をご覧ください。
サイト(記事)導線改善でコンバージョン数を増やす方法を知りたい方はこちらをご覧ください。CVR(コンバージョン率)とは?計算方法や業界平均CVR、改善方法4つ解説します。
リライト効果の高い記事の選び方やGoogleとユーザーに評価されるためのリライト方法、リライトをする最適なタイミング時期を知りたい方は「SEOリライトとは?効果を最大化する記事選び方とタイミングとは?」をご覧ください。
詳しい対策キーワードの入れ方のマニュアル記事は「上位表示させるSEOキーワードの入れ方コツを公開」をご覧ください。
サイト全体の検索順位を押し上げるための内部リンク貼り方を知りたい方は「内部リンクとは?SEO効果の高い内部リンク対策」をご覧ください。
最後に質問まとめ
Qドメインパワー平均(目安)を知りたい
ドメインパワーを計測するSEOツール(詳しくは以下記載)で、対策キーワードで上位表示されているサイトを計測して上記1ページ目に表示されているサイトのドメインパワー平均が、上位表示に必要な「ドメインパワー目安(平均)」とお考えください。
Qドメインパワーを計測できるツールを知りたい。
無料ならパワーランクチェックツール、有料ならエイチレフスが一般に使用されます。
【最後に】当社サイト 主要キーワード順位状況
以下は、当社サイトの主要検索キーワード順位状況です。
自社サイトのSEOキーワード順位の結果が示す通り、私たちの専門性と経験を駆使して、サイト立ち上げから約2年で顕著な検索順位上位表示を実現しました。最新のSEO戦略と緻密なキーワード分析を組み合わせることで、お客様の可視性を高め、競合他社との差別化を図ります。
【PR】当社では検索順位の上位化は当然で、売上最大化をゴールとした
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