コンテンツマーケティングの成功事例15選成功する企業の特徴は?

近年、自社の強みをアピールするために、さまざまな企業がオウンドメディアを立ち上げています。その中で実施されているのが、コンテンツマーケティング。

さまざまなコンテンツを作成してアピールすることで、コンバージョンにつなげたり、集客したりと成功しているメディアも少なくありません。

そこで今回は、BtoBとBtoCに注目して、実際にコンテンツマーケティングで成功している企業の事例を紹介します。

自社でコンテンツマーケティングをする際のコツなども紹介するので、参考にしてください。

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングは、テキストや動画などのコンテンツを使用したマーケティング手法です。集客目的で行う場合は、潜在層に向けたマーケティングを行い、既存顧客に対してリードをする場合は、顕在層に向けたマーケティングを行います。

また、コンテンツマーケティングは、商品やサービスの認知度向上につなげられるほか、商品の訴求にも使用できます。いくつか事例を挙げると、以下のとおりです。

【コンテンツマーケティングの事例】

  • 商品の使い方の動画を作成してSNSで配信
  • 商品カタログを無料で配布
  • セミナー・ウェビナーの実施
  • サイト上で無料でダウンロードできる資料の配布

コンテンツマーケティングは、潜在層に向けてアプローチをかけることが多く、商品やサービスに対して興味がないユーザーに対し、コンテンツを配信して顕在層にしていきます。

さらに、顕在層にアプローチをかけることによって、商品の購入やサービスの登録を促進できるようになります。

コンテンツマーケティングの詳しい内容については、以下の記事で詳しくまとめています。

>>コンテンツマーケティングとは?具体的な手法・成功事例・目的設定を徹底解説

当社のBtoB向けコンテンツマーケティングの成功事例

当社では、BtoB向けのコンテンツマーケティングを実施しています。

サイト内コンテンツの改善や、コンテンツSEOを実施してCV率やアクセス率が向上した事例がいくつかあるので紹介します。

マイスタ®サロン様

画像引用元:マイスタ®サロン

マイスタ®サロンは、美容室のフランチャイズ展開や、美容室経営をサポートする会社です。独立を考えている方に向けて、コンテンツSEOを実施しました。

主に行った施策は、以下のとおりです。

【マイスタ®サロン様で実施した施策】

これらを実施したところ、Googleの検索順位は改善し、集客につながりました。

その結果、月間問い合わせ件数は約3倍に。

支援機関は約1年間で、現在も安定した集客を続けられています。

colmodesign様

画像引用元:colmodesign

colmodesignは、大阪を拠点に美容室を運営する店舗の内装・デザイン会社です。

こちらも、コンテンツSEOを担当させていただきました。

【colmodesign様で行った施策】

  • SEO対策全般
  • 新規記事作成
  • CV導線の改善

これらを実施したところ、依頼前に比べると月間問い合わせ件数は5倍になりました。

現在は、事業マーケティング顧問として支援を実施しています。

このように、弊社はBtoB向けのコンテンツマーケティング支援を行っています。

紹介した事例以外にも、複数の事例があり、詳細を知りたい方は以下のページを参照ください。

>>弊社が行っているBtoB向けサイト制作支援について

BtoB向けコンテンツマーケティングの成功事例

現代では、多くの企業がオウンドメディアを運用して、コンテンツマーケティングを行っています。そこで、BtoB向けのコンテンツを配信して、成功している事例を紹介します。

【BtoB向けコンテンツマーケティングの成功事例】

  • サイボウズ株式会社「サイボウズ式」
  • ナイル株式会社「ナイルのSEO相談室」
  • freee株式会社「経営ハッカー」
  • 株式会社キーエンス「バーコード講座」
  • ラクスル株式会社「ラクスルマガジン」
  • 株式会社ネオキャリア「HR NOTE」
  • 株式会社マネーフォワード「Money Forward Bizpedia」

情報サイトの運営から、動画や漫画の作成などさまざまな面でコンテンツマーケティングを実施している企業です。それぞれ参考にして、自社サイトに反映させていきましょう。

サイボウズ株式会社「サイボウズ式」

画像引用元:サイボウズ式

サイボウズ式は、働き方をテーマにしたサイボウズ株式会社が運営するオウンドメディアです。ターゲットは、20~30代で働き方に悩みや不安を抱えているユーザーです。

メディアとしての認知度を高めるほか、働き方に悩みを抱えているユーザーに対して、テキストコンテンツや画像コンテンツなどを提供しています。

記事の多くは働き方に関するものであり、ビジネスマンとしてのモチベーションを上げる方法や、働き方にユーザーに寄り添うようなコンテンツがメインです。


画像引用元:サイボウズ式

視覚的に訴求するために、漫画コンテンツも充実しています。

このようなメディアでは少し堅い印象があるなかで、このようなコミカルなメディアがあると、ユーザーも安心して読み進められます。

月間トラフィックは、25~30万件ほどであり、BtoBのコンテンツマーケティングのなかでも成功しているジャンルといえるでしょう。

ナイル株式会社「ナイルのSEO相談室」

画像引用元:ナイルのSEO相談室

SEOをメイン事業として行うナイル株式会社。

同社は、ナイルのSEO相談室というオウンドメディアを運用しています。

SEOをテーマにした記事コンテンツや動画コンテンツを制作しており、その多くのレベルは高く、SEO初心者・上級者問わず参考になる内容です。

サイトに掲載されているものは、テキストコンテンツがメインですが、YouTubeの公式チャンネルでは、SEOに関する動画が多く公開されています。

テキストではわかりづらい内容を、動画にて伝えることで、ユーザーのファン化に成功しています。SEO会社が運営するオウンドメディアのなかでは非常に参考になり、セッション数も多いです。

デイリー15万件近くのセッション数があり、月間で300万件近くのセッションがあります。

BtoB向けのコンテンツマーケティングのなかでは、成功しているといえるでしょう。

freee株式会社「経営ハッカー」

画像引用元:経営ハッカー

freee株式会社が運営する経営ハッカーは、経営者や個人事業主を対象にしたオウンドメディアです。テキストコンテンツがメインで、以下の内容が発信されています。

【経営ハッカーで発信されている内容】

  • 経理や会計に関する内容
  • 人事労務に関する内容
  • 確定申告や税務処理についての内容
  • 税金に関する内容
  • 起業や会社設立に関する内容

経営者をターゲットにしていることから、会社経営に関するすべての情報が経営ハッカーでは発信されています。そのため、ベテラン経営者向けのコンテンツもあれば、最近起業した経営者向けのコンテンツも発信しています。

直近のトラフィックデータでは、デイリー1.5万件ほどのセッションを獲得しています。

月間40~45万件ほどのセッションを獲得しており、経営者や個人事業主には非常に有益なオウンドメディアと言えるでしょう。

株式会社キーエンス「バーコード講座」

画像引用元:株式会社キーエンス

バーコード講座では、株式会社キーエンスが運用するオウンドメディアです。

少しマニアックですが、バーコードに特化したメディアであり、バーコードの仕組みから、JANコードなどの技術をまとめたコンテンツになっています。

BtoB向けのコンテンツとして運用されているこちらのメディアは、自社製品を売り込む目的ではなく、リード獲得を一番の目的にしています。

画像引用元:株式会社キーエンス

訪れてきたユーザーに対し、バーコードに関する情報を学ばせて、PDFをダウンロードさせます。ダウンロードに際して、会員登録が必要なので、そこでメール会員を獲得しているわけです。

用意されているPDFは20本以上あり、それぞれの悩みを解決できるようなコンテンツ制作を行っています。マニアックなジャンルでの、リード獲得の方法としては非常に参考になるメディアです。

ラクスル株式会社「ラクスルマガジン」

画像引用元:ラクスルマガジン

ネット印刷を主に行っているラクスル株式会社は、ラクスルマガジンというオウンドメディアを運営しています。コンテンツSEOを行っており、実際にラクスルを利用した人の声を事例として紹介することで、ターゲットに対してサービスを利用させやすいような取り組みを行っています。

また、コラムやノウハウ系の記事も執筆しており、印刷製法や、印刷の際に使用する紙質に関するコラムなど、特定の人に役に立つ情報を提供しています。

そして、法人向けコラムも運営していることも特徴で、BtoB向けのより濃い情報を、ターゲットに届けています。

デイリー平均で40万件以上のトラフィックを確保しており、月間で1,000万件以上のトラフィックがあるオウンドメディアです。

ターゲットのことを意識したコンテンツマーケティングが参考になるので、自社メディアを運用するうえで役に立つ情報も多いと思います。

株式会社ネオキャリア「HR NOTE」

画像引用元:HR NOTE

主に人材支援や採用活動支援を行っている、株式会社ネオキャリアが運営するHR NOTEでは、人事向けに役立つコンテンツを提供しています。

コンテンツSEOがメインで、用語解説や人事活動をする上での注意点などがメインです。

メルマガ登録が主な目的で、興味を持ったユーザーに対して、メルマガ登録を促すCTAを設置しています。

人事に関する複数のキーワードで上位を獲得しているほか、デイリーの平均トラフィック数は16万件です。そのため月間で、300~400万件近くのトラフィックがあることが予想されます。HR NOTEもコンテンツSEOで成功している事例なので、参考にするとよいでしょう。

株式会社マネーフォワード「Money Forward Bizpedia」

画像引用元:Money Forward Bizpedia

Money Forward Bizpediaは、会計ソフトや金銭管理ソフトを提供している株式会社マネーフォワードのオウンドメディアです。

ターゲットは、経営者や個人事業主であり、主にバックオフィスを行っているユーザーが対象です。

実施していることはコンテンツSEOであり、テキストコンテンツをメインとした記事を多く投稿しています。

デイリーで3万件程度のトラフィックがあり、月間で100万件以上のトラフィックがあることになります。BtoB向けの専門メディアのなかでは、コンテンツSEOで成功している事例なので、非常に参考になります。

BtoC向けコンテンツマーケティングの成功事例

BtoC向けにコンテンツマーケティングを実施して、成功している企業も多く存在します。

BtoBと合わせて紹介すると、以下のとおりです。

【BtoC向けコンテンツマーケティングの成功事例】

  • 株式会社リクルート「SUUMOタウン」
  • オーマイグラス株式会社「OMG PRESS」
  • ライオン株式会社「Lidea」
  • 楽天グループ株式会社「ソレドコ」
  • 近鉄不動産株式会社「バーチャルあべのハルカス」
  • 愛媛県自治体「メタバースえひめ」
  • 株式会社ニチレイ「ニチレイ COLD ワールド」

対顧客に対してのお役立ち情報サイトを運営していたり、メタバースにてワールドを作成してリアルへの集客に結びつけたりと、さまざまなマーケティングを行っています。

参考になる部分があれば、BtoB同様に自社メディアにも生かしていきましょう。

株式会社リクルート「SUUMOタウン」

画像引用元:SUUMOタウン

SUUMOタウンは、株式会社リクルートが運営しているオウンドメディアです。

住み替えを検討しているユーザーを対象に、賃貸のお役立ち情報や、地域別の特徴をエッセイ風に書いた体験型記事が投稿されています。

ほかの賃貸系のメディアの記事と異なる点は、エンタメ性が高いところです。

ライターがその町で体験したことを、そのままエッセイ形式で執筆しており、どのエリアに住みたいか検討している人のための、情報サイトと言えるでしょう。

月間20~30万件のトラフィックがあり、購読しているユーザーも多いです。

BtoC向けのコンテンツマーケティングとしては、成功している事例と言えるでしょう。

オーマイグラス株式会社「OMG PRESS」

画像引用元:OMG PRESS

OMG PRESSは、メガネやサングラスで有名なオーマイグラス株式会社が運営するオウンドメディアです。自社製品の、メガネやサングラスに関する情報を発信しており、おもにコンテンツSEOを行っています。

作成されている記事は、自社製品の比較記事や、メガネのメンテナンス方法などさまざまです。定期的に更新されており、すでに眼鏡を持っているユーザーから、サービスや商品について知らない非認知層までに対応する記事を制作しています。

月間90~100万件ほどのトラフィックがあり、コンテンツSEOでは成功しているメディアと言えます。

ライオン株式会社「Lidea」

画像引用元:Lidea

洗濯用洗剤などで有名な、ライオン株式会社が運営するLideaは、主婦や子育てをするママを対象にしたオウンドメディアです。

テキストコンテンツや漫画コンテンツがメインであり、生活に役立つノウハウ系の記事を多く投稿されています。記事内には、自社製品のCTAもありますが、プロモーション色が見えないことも、Lideaの特徴の一つです。

画像引用元:Lidea

ユーザーの悩みや不安を解決することを考えており、生活に関する情報を提供しています。

SEOをメインで行っており、検索流入によってターゲットを確保しています。

こちらがトラフィックデータであり、68,000件以上のキーワードを確保しています。

デイリーのトラフィック数は、16万件と非常に多く、月間で450~500万件程のトラフィックがあることを考えると、SEOのコンテンツマーケティングとしては非常に成功しているといえます。

楽天グループ株式会社「ソレドコ」

画像引用元:ソレドコ

通販サイトで有名な楽天グループが運営する「ソレドコ」。

「それどこで買ったの?」を略称した愛称で親しまれており、商品を紹介するコンテンツがメインです。ターゲットは、楽天を利用したことがないユーザーや、興味がないユーザーです。

画像引用元:ソレドコ

それらのユーザーに対し、テキストコンテンツを発信するようなコンテンツマーケティングを行っています。また、ソレドコで紹介されている商品は、マニアックなものが多いです。

ライターによる独自な視点によって紹介されているコンテンツは、まさに楽天を利用したことがないユーザーに対して刺さるような訴求が行われています。

よくあるECサイトの商品紹介サイトとは異なり、営業を目的としたコンテンツ作成というよりは、楽しんで商品紹介をすることを目的としています。

近鉄不動産株式会社「バーチャルあべのハルカス」

企業がメタバースを使って、ワールドを作成することが増えています。

あべのハルカスで有名な近鉄不動産も、メタバース内にワールドを作成し、BtoC向けのコンテンツマーケティングを実施していました。

ワールド内であべのハルカスが再現されており、訪れたユーザーに対して、体験型コンテンツを提供しています。また、近鉄不動産は、あべのハルカス以外にも都市ビルや高層マンションの設立を行っているため、モデルルームも公開されています。

本物さながらのモデルルームが公開されており、内見にいかずとも部屋の様子がわかります。メタバースでしかできないコンテンツマーケティングであり、特定のユーザーに向けて訴求できるため、効果的なコンテンツと言えるでしょう。

愛媛県自治体「メタバースえひめ」

地方自治体が、地域を活性化させようとメタバースを活用することは珍しくありません。

愛媛県の自治体では、メタバース内にワールドを作成し、地域活性化を目的としたコンテンツマーケティングを行っています。

愛媛県にある主要な観光地を、メタバースのワールドとして作成し、愛媛県をバーチャルで体験できるようになっています。愛媛のPR活動もかねてのワールド作成であり、愛媛について知らないユーザーや、潜在層がターゲットと言えるでしょう。

株式会社ニチレイ「ニチレイ COLD ワールド」

冷凍食品で有名なニチレイも、メタバース内でワールドを作成しています。

認知度を高める目的や、ブランディングを向上する目的で運営しており、ワールドを通してニチレイについて学べるようになっています。

また、ワールド内では自社製品のPRも行っており、BtoC向けのコンテンツマーケティングといえるでしょう。

ワールド内部には、製品に関する動画も配置することで、ユーザーにとってわかりやすい仕組みにしています。また、ゲームをとおしたブランディングも行っています。

自社製品をレースゲームの障害物としておくことで、商品の認知度を高められるほか、「冷凍食品=ニチレイ」というイメージを想起させることができるため、BtoC向けのコンテンツマーケティングとして成功しているといえるでしょう。

自社でコンテンツマーケティングをする際に意識したいポイント

自社でコンテンツマーケティングを実施する際は、以下のポイントを意識しましょう。

【自社でコンテンツマーケティングを実施する際に意識したいポイント】

  • コンテンツの種類
  • コンテンツ作成の手法
  • ターゲットの設定

コンテンツマーケティングをする際は、時間的・人員的リソースを割く必要があります。

種類や手法によって、確保する時間と人数が異なるため、事前に決めたうえで実施することが大切です。

コンテンツの種類

コンテンツマーケティングでは、ターゲットに合わせたコンテンツを提供することが大切です。コンテンツの種類を紹介すると、以下のとおりです。

Webサイトを運営しているなら、テキストコンテンツが一般的です。

しかし、サイトに流入するターゲットのなかには、テキストを読むことが苦手な人もいるため、動画や図解などを配信する方法もあります。

自社でオウンドメディアを運用している場合は、WebサイトやYouTubeチャンネル。InstagramやX(旧:Twitter)などのSNSを活用して、ターゲットとなるユーザーに必要なコンテンツを提供しましょう。

コンテンツ作成の手法

コンテンツマーケティングでは、コンテンツ作成の手法も重要になってきます。

対象ユーザーにとって適切なコンテンツを作ったところで、閲覧されなければ集客につながりません。

コンテンツマーケティングのコンテンツ作成は、4W1Hを意識しながら作成します。

  • When:いつ
  • Who:誰に(ターゲット)
  • What:何を(どういう情報を)
  • Where:どこで(媒体)
  • How:どういう手段で伝えるか

ターゲットを明確にし、ユーザーがどのような場所でいつどういう情報を求めているかを考えることで、適切なコンテンツを提供できるようになります。

ターゲットの設定

コンテンツマーケティングで最も重要なことは、ターゲットの設定です。

ターゲットを設定しない状態でコンテンツを作成すると、集客につながりません。

例えば、普段動画を閲覧しないユーザーに対して、動画コンテンツを作成しても意味がありません。そのため、コンテンツマーケティングではターゲットにあったコンテンツを作成しましょう。

ターゲットを設定する場合は、以下の方法があります。

【ターゲットの設定方法】

  • 自社商品やサービスのターゲットを確認する
  • ペルソナ設計をする
  • 検索意図を想定する

設定したターゲットは、コンテンツによって変えても問題ありません。

テキストを好んでみるターゲットと、短尺動画を好んでみるユーザーのターゲットは異なるので、ターゲットにあったコンテンツを提供しましょう。

成功するコンテンツマーケティングの例

コンテンツマーケティングは、実施したからと言って必ず成功するわけではありません。

成功するマーケティングには、コツややり方があります

【成功するコンテンツマーケティングの例】

  • 目的を明確に設定している
  • ターゲットにあったコンテンツを提供している
  • PDCAを回して継続的に実施している
  • 競合と比べて独自のポジションで行っている

これらを意識して実施している企業は、コンテンツマーケティングで成功しやすいです。

目的を明確に設定している

コンテンツマーケティングで成功するメディアの多くは、目的を明確に設定しています。

コンテンツマーケティングの目的は、ざっくり以下のように分けられます。

【コンテンツマーケティングの目的】

  • 商品の認知・ブランディング
  • メディアへの集客
  • リード獲得
  • ファン化によるリピーターの増加

これらは、ターゲット層によって異なります。

例えば、非認知層に対しては、商品についてそもそも知らない・興味がないので、商品の認知やブランディングが目的です。コンテンツも、悩みを解決するQ&Aや、商品やサービスに対して説明する動画などを用意しましょう。

このように、目的を決めることで、ユーザーに提供するコンテンツも決められます。

ターゲットにあったコンテンツを提供している

コンテンツマーケティングでは、ターゲットを明確にすることが大切です。

そのターゲットに対して、適切なコンテンツを提供すると、集客や成果につながります。

ターゲットに合わないコンテンツを作成した場合、以下のようなことになります。

【ターゲットに合わないコンテンツを作成した場合に起きること】

  • 集客につながらない
  • 集客できてもコンテンツが刺さらず成果につながらない
  • ファン化ができずリピーターが増えない

コンテンツマーケティングで成功している企業の多くは、ターゲット分析を徹底していることがほとんどです。自社の商品やサービスに対して理解し、ペルソナを設定したうえでコンテンツを作成しています。

コンテンツマーケティングでうまく集客・成果につながらない理由の多くは、ターゲットの設定にあります。ユーザーが求める情報とコンテンツの内容がかけ離れていると、ユーザーの心をつかめません。

そのため、コンテンツを作成する際は、ターゲットをよく分析してからにしましょう。

PDCAを回して継続的に実施している

コンテンツマーケティングで成功している企業は、PDCAサイクルを回して継続的に実施しています。ユーザーに対して提供したコンテンツが、必ずしも正解とは限らず、集客や成果につながる場合と、つながらない場合があります。

その際に重要なことが、効果測定です。Googleアナリティクスなどの分析ツールを使って、コンテンツ別の成果を確認しましょう。

また、コンテンツマーケティングを実践する前に、目標数値(KPI)を立てておくとよいでしょう。目標を達成できた場合は、さらに成果を出せるようにPDCAを回します。

逆に目標数値よりも成果が出なかった場合は、何が原因なのかを見つけましょう。

良質なコンテンツを提供できれば、ファン化につながりリピーターも増え、集客や成果に大きくつながります。

サイクルを回しても、イマイチ成果が出ない場合は外注化も検討しましょう。

弊社では、BtoB向けのサイト制作支援を行っているほか、コンテンツマーケティングも実施しています。以下のページで詳細をまとめているので、参考にしてください。

>>弊社が行っているBtoB向けサイト制作支援について

競合と比べて独自のポジションで行っている

コンテンツマーケティングで成功している企業のなかには、競合と比べて独自ポジションで実施している場合も多いです。

競合他社にはないコンテンツを提供することで、独自のファンを獲得しています。

コンテンツマーケティングにおいてポジショニングは非常に重要で、競合が多いジャンルだと、良質なコンテンツを作成したところで、ユーザーに刺さらないことが多いです。

すでに多く存在する情報のなかの一つとしてしか認知されず、よっぽど有益なコンテンツではない限り、比較検討すらされません。

しかし、独自コンテンツを発信していたり、競合にはない斬新的なコンテンツを配信すると、競合が多いなかでも集客・成果につながります。

成功するコンテンツマーケティングまとめ

多くの企業が、オウンドメディアでコンテンツマーケティングを実施しています。

成功している企業の多くは、コンテンツを定期的に発信しており、潜在層・顕在層ともにアプローチできていることが多いです。

コンテンツマーケティングを成功させるためには、事前準備が必要です。

目的を設定して、どのような手法で行うかを明確にしたうえで、リソースを割いていきましょう。効果測定をしつつ、PDCAを回して継続することで、集客や成果につながります。